水分摂取は万病予防の元

水分は体の3分の2が水分でできている人間にとって欠かせないものです。栄養はとらなくても数週間は持ちますが、水分が足りないと数日でも人間は生きていられません。

最近の研究では、水分摂取が少ないと認知症になりやすいというものもあります。これは水分が不足すると血流が滞りがちになり、心臓が血流を促そうと活発に働くため、高血圧になりやすいからです。高血圧になると、脳血管障害による認知症になりやすくなるリスクが指摘されています。

水分補給を行うと代謝がよくなるといいます。これは摂取した水分が、体内を循環する中で、体温度にまで上昇する際にエネルギーを使うからです。

そもそもカロリーとは「1グラムの水の温度を標準大気圧下で1℃上げるのに必要な熱量」のことです。ダイエットジムで水分摂取を積極的に進めるのは、水分摂取によるカロリー消費を狙っているからですね。

先日亡くなられた西城秀樹さんはサウナが大好きでした。サウナ自体は発汗作用を促し代謝を良くしてくれますが、入り方には注意が必要です。まずサウナに入る前に十分な水分補給を行いましょう。水分補給をしないままサウナで発汗すれば、体から必要以上に水分が抜けてしまいます。

スポーツ中に汗をかいて喉が渇いたら水分を十分に取らないといけないことと同じで、サウナに入る前に、またその後にも十分な水分をとりましょう。

水分摂取のポイントは、喉が渇いたら、渇いてから、飲むのではなく、ちびちびと少量を頻繁にです。一度に大量に飲んだとしても、体内に止めて置ける水分量は決まっているので、トイレに行ってしまう回数が増えてしまうだけです。

ただし筋肉は水分を保持する量が脂肪と比較して大きいので、筋肉量が増えればそれだけ欠水分耐性は強くなります。スポーツ選手が試合中に水分を取らないでも動ける理由の一つにこれがあります。筋肉は水分を体内循環させるポンプの役割とともに、水分をストックしておける貯水槽の役割も果たしているのです。

すでに熱中症による患者さんがでています。特に筋肉量の少ない高齢者の方は気を付けていただきたいと思います。