現代和食の欠点を補うには?

和食は世界的にも健康食として知られるようになり、特に低カロリーであることが評価されています。ただ一つ欠点があるとすればそれは塩分量の多さです。

たとえば旅館で召し上がるような典型的な和食を考えてみましょう。白米に梅干し、塩鮭、冷ややっこ、みそ汁ですね。この組み合わせからくる塩分量は約9gになります。

厚労省が定めている成人男性1日当たりの塩分摂取量の上限が8gといいますから、普通に和食で朝食をとるとそれだけで一日の塩分摂取量を超えてしまうことになります。

週刊現代の特集『「朝から和食」が高血圧の原因だった』で、現代和食の問題点とその解決法を紹介していましたので、ここでも簡単に紹介したいと思います。

和食と違って洋食で塩分量が少なくなる理由は、香辛料を多用するからです。例えば地中海料理などは味付けのためにスパイスやハーブを使うので、塩はそれほど必要としないのです。

またオリーブオイルも多用します。オリーブオイルは洋食では出汁みたいな使われ方をします。オリーブオイルには良質なポリフェノールが含まれていますので、高血圧予防にはとてもよいのです。

そもそも和食が欧米において健康食とみなされるようになった発端は、77年にアメリカで発表された「マクガバン・レポート」による影響が大きいのですが、このレポートが推奨している食事は「元禄時代以前の和食」であって現代の和食ではありません。

元禄以前の食事とは、主食は精製していない穀類、副菜は海藻類や野菜、キノコ類になります。将軍は一般のイメージとちがい一汁一菜の質素な食事だったといいます。これらの根菜類にはミネラル、特にマグネシウムが多く含まれており、臓器の働きをよくしてくれます。またナトリウムを排出してくれるので、高血圧予防になるのです。

それではこのような和食の欠点を補うためにはどうしたらよいのでしょうか。

まず調味料を吟味したいですね。スーパーでも減塩タイプの商品がたくさん売られるようになってきていますが、一見減塩に良く見えても体内残存量を考えるとマイナスが大きいと思います。廉価タイプは風味を補うために余分な化学調味料を足していることが多いからです。

できれば天日干ししたような天然塩のものをお勧めします。というのはミネラルが豊富に含まれているのでナトリウムの排出が促されて、結果高血圧になりにくいという性質があるからです。

また近年の和食ですと動物性たんぱく質、植物性たんぱく質ともに不足しがちです。なので一品を加えて補いましょう。特に骨の強化が必要な高齢者にとってはヨーグルトやチーズはカルシウム補給に効果的です。

最近はやりの鯖の水煮缶は調理の手間がないうえに手軽にカルシウムやたんぱく質がとれ、しかも塩分控えめなのでおすすめです。

2018年1月23日 | カテゴリー : 食事 | 投稿者 : staff