缶コーヒーの中毒性にご用心

缶コーヒーというと好きな人は本当に好きですよね。ちょっと前まではサラリーマンの息抜きの定番の飲み物だったといえます。

しかしその缶コーヒーですが、最近はあまり飲まれていないようです。色々な理由があると思いますが、一つはコンビニなどで100円のワンコインで挽きたて高品質なコーヒーが飲めるようになったことが大きいと思います。

もともと缶コーヒーを本格的に開発したのはUCC(上島珈琲)でした。UCCはご存知の通り神戸の会社です。神戸はもともとドイツ人が滞在していた国際港なので、コーヒーを飲む習慣が住民にもあり、そのうえブラジルからコーヒー豆が入ってきたので手に入りやすかったのです。

この缶コーヒーが世間に認知されたのは、あの大阪万博の時です。会場で一々カップを返す必要なく飲めるので大人気になったそうです。

またもうひとつ缶コーヒーの市場を広げたエピソードが高速道路のサービスチェーンです。日本で初めての高速道路というと、厳密ではありませんが名古屋と神戸を結ぶ名神高速道路です。その名神を走る運輸トラックの運転手さんの眠気対策のために、サービスエリアに自動販売機を設置して、そこに缶コーヒーを並べたのです。

これを販売したのはポッカという会社です。今はサッポロの子会社になりましたが、世界で初めて連続加温可能な缶コーヒーを開発して販売したのです。もともとは名古屋の会社です。

このような歴史的な過程で缶コーヒーは日本独自の人気商品になったのですが、人気になったもう一つの理由として利便性のほかに中毒性が挙げられます。

コーヒーの中毒性というとカフェインを思い浮かべますが、缶コーヒーの中毒性にはもう一つ理由があると思います。それは砂糖が結構な量で含まれており、血糖値を上げやすい飲み物だということです。

缶コーヒーに含まれる糖分の量は商品によって多少違いますが、大体スティックシュガー5gで2.6本分、角砂糖で3.3個分といわれています。なのでこの量を一気に飲んでしまうと血糖値は急激にあがります。この後また一気に下がりますが、この落差がカフェインと合わさって脳への中毒性を与えてしまうのです。

なのでできれば缶コーヒーは超微糖、もしくはブラックを選ぶようにしてほしいですね。もしくは同じUCCがだしている紙コップタイプのインスタントコーヒーがあります。これはコーヒーの粉とクリームとシュガーが分かれてパッケージされているのですが、自分でお砂糖の量を調整できますし、一杯当たりの単価は缶コーヒーの半分以下である50円程度なので経済的でもあります。

企業が努力してつくった缶コーヒーですが、最近の健康ブームから各社砂糖の量を絞った商品を開発してきています。飲むほうでも意識してそのような商品を選ぶようにしていきたいですね。