咀嚼力を支える下半身の筋力

長生きする高齢者の特徴をみてみると、よく噛みよく食べるということが言われています。よく噛むことで活性酸素を減らすことができ、それがガン予防につながるといわれています。

それではその咀嚼力というのはどこから来るのでしょうか。

咀嚼力を細かく見てみますと、咀嚼筋と呼ばれる顎周りに筋肉にその力はあります。この咀嚼筋をさらに細かく分類すると側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋の4種類があります。これらの筋肉が連動して動くことにより咀嚼する力が生まれるのです。

そして咀嚼力は顎を動かすことで生まれてきます。よくしゃべり、よく食べて噛む回数の多い人は自然とあごの力が鍛えられるのです。

またこれらの筋肉は顔の表情をつくることでも大切な筋肉です。日ごろから表情を豊かにできていれば、人とのコミュニケーションもスムーズにいくことになり活動的になり、歩く食べる話すの好循環が生まれることでしょう。

なので食事時によく噛むことが習慣になっている方は、唾液の分泌も盛んになりますが、唾液にはペルオキシターゼというたんぱく質が含まれていて、これには殺菌力があるので活性酸素を減少させてくれるのです。

そしてよく噛むことと同時に租借力には下半身の力、脚力が必要です。日ごろしっかり歩ける人は、かむ力も同時に発達しているといわれています。歩いてると口にしっかりと力がかかり、これが自然と咀嚼筋を鍛えてくれているのです。

これは逆も言えます。噛む力があるひとは脚力もしっかりとしていることが多いのです。これはスポーツ選手なら日ごろ感じていることだと思います。食いしばる力がなければ、手足にうまく力を伝えられないのです。

このように咀嚼力と脚力というのは連動しています。咀嚼力の衰えは脚力の低下につながり、脚力が弱くなると転倒するリスクも上がってしまいます。よく噛み、よく食べて、よく動く、それは何歳になっても大切なことなのです。

2017年9月25日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

O157と感染経路

O157による感染がニュースになっています。O157というのは病原性大腸菌のことで、特定の疾患を引き起こす可能性のある大腸菌の1種です。特にO157は腸管の粘膜を傷つけて出血させるというので危険な大腸菌とされています。

O157がニュースになるのは患者さんが重篤な状態になったり死亡したりした場合ですが、実は毎年3000人近くの人が感染しているといいます。そのたびに感染源の特定が大事になってきますが、なかなか特定するのは難しいことも多いです。

ほとんどの場合は食材そのものに問題があったり、調理する過程で大腸菌に汚染されたりすることもあります。このようにO157についてはその感染源が常に問題となるのですが、今新たに気を付けるべきは実は身の回りにあります。それはスマートフォンや携帯電話です。

みなさんはトイレに行かれた時にスマホをのぞくことはありませんか。このような習慣が常習化していると、トイレを出た後手を洗ってもスマホにはそのまま菌がついたままになっていることになります。スマホに付着した菌が感染源になっているのかどうか、まだ科学的な分析が行われたわけではありませんが、ひとつのありうる感染経路として頭に入れておいてもいいかもしれません。

またトイレというと、最近は送風で水気を飛ばすジェットタオル式のものが増えていますね。あれは紙の消費を抑えますし、そのゴミ捨ての手間もはぶけるのですばらしい発明なのですが、風で水気を飛ばすと手についていたウイルスや菌も同時に周辺に飛ばしてしまうので、それが感染源になっているのではないかという研究もあります。

スマホというのはもちろん機械ですので、なかなか”洗う”ことがありません。防水用の携帯であれば、そのまま水洗いをしてタオルでふくでいいのですが、スマホの防水性は高くありません。やはりウェットティッシュなどでこまめにふき取るように習慣づけしておきましょう。

スマホというと四六時中さわっているものですから、どうしても指の皮脂がつきます。皮脂は細菌の好物ですからそこから繁殖し始めるのです。

ですのでやはりスマホをトイレに持ち込んだりするのは控えたほうがいいと思いますし、最近はお風呂の中でも防水用の携帯を持ち込んだりする人もいるそうですが、湿気や水分はやはり細菌を繁殖させる原因になるので好ましくありません。

スマホは現代生活の中心におどりでましたが、それによる弊害もでてきています。スマホの小さな画面をのぞき込むことによる首への負担、また眼精疲労なども代表的なものでしょう。最近では”スマホ・サム”とよばれる手首の疾患も注目されるようになっています。

現代生活は次から次に便利な発明品がでてくるので、その利便性に溺れてしまいがちですが、その副作用というのも意外な形ででてきます。だからといってスマホを毎回吹かなくてはならないとかそこまで神経質になる必要はありませんが、ある程度の余裕を持ちながら対応していってほしいと思います。

2017年9月20日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

自覚症状のない水虫感染

水虫というと足の裏がかゆくなってから疑いだす人がほとんどではないでしょうか。でも実はかゆみがなくても水虫に感染している人は大勢いるのです。

なぜ水虫によってかゆみが発生するかというと、まず水虫菌は足の裏の角質層に侵入してそこに居座ります。そこからさらに皮膚の内膜に侵入しようとすると、免疫細胞が働き出して水虫菌を攻撃しようとします。それが炎症とかゆみを引き起こす原因となるわけです。

しかしそのかゆみが起こるかどうかは個人差があります。免疫細胞が働くかどうかも個人差がありますし、水虫菌が角質内に留まってくれるかどうかにも関係してきます。ですのでかゆみがなくても水虫菌は存在することがあるのです。

水虫菌が角質層を好むのは角質が菌の栄養分だからです。人間の髪や爪、皮膚の表面などはケラチンと呼ばれるたんぱく質でできているのですが、水虫菌にはこれが好物なのです。

それでは自覚症状がない場合、どうやって水虫菌の存在に気が付くのでしょうか。一番簡単なのはお医者さんに診てもらうことです。が、その前にいくつかの典型的な症状があります。まずよく知られているのはかかとの角質層が荒れて白く粉がふいているような状態です。

次に足指の間にふやけたような赤みがかったジュクジュクした状態になっていたり、逆に皮膚が破れて乾燥しているような状態になっている場合です。これらの症状は目で見て確認するだけですので簡単ですね。

水虫が発生しやすいのはやはりご家族と同居している場合です。その場合飛躍的に水虫菌の感染率が高まります。もしご家族の誰かが水虫に感染しているとしたら、ほかの家族の人にも感染している確率は非常に高くなります。

それでは水虫に感染しないための予防策ですが、まずなによりもお部屋をこまめに掃除することです。水虫菌は最初に言いましたようにケラチンとよばれるたんぱく質を好みます。部屋にこのケラチンでできている髪の毛や爪、皮膚片が落ちていたりするとその中に菌が存在している可能性が高くなります。

ですのでしっかりと部屋に掃除機をかけて、フローリングなら拭き掃除をすることが感染しないための予防法になります。

水虫菌は皆さんが思っているほど感染力があるわけではありませんが、生命力の高い菌です。なのですぐには感染しなくても、お風呂や台所のシートや床やたたみに隠れて感染する機会をうかがっているのです。なのでシートなどもよく洗濯して乾燥機にかけてほしいですね。

2017年9月8日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

食べごろ野菜の見分け方

関東は長雨続きで野菜の値段が上がっています。せっかくなのでやっぱり新鮮で熟していて食べごろの野菜を買いたいものですね。ここではちょっとした食べごろ野菜の見分け方を紹介したいと思います。

まずトマトですが、ホッチキスの跡みたいなスジが入った個体があります。なんとなく劣化しているように見えるかもしれませんが、このスジがトマトが成熟して甘くなっていることの証なのです。ですのでスーパーの店頭で見かけたら、迷うことなく選んでほしいですね。

次にニンジンですが、スーパーの店頭で売られているようなニンジンはすでに洗浄されて、その過程で表皮がうすく削り取られているので、改めてご家庭内で皮をむく必要はありません。そのことに注意した上で、まずは全体的に鮮やかな赤みかをチェックします。赤みが買っているほうが熟している証拠です。

また手にとってみて重量感があるかどうかを確認します。身が詰まって重量感があるほうがおいしいのです。葉の断面の部分も大切です。断面が大きすぎているとその分身の部分が薄く細くなっていてあまりおいしくありません。

レタスですが、キャベツとは違って中身があまり詰まっていなくて隙間があるフワフワした軽いものを選ぶといいでしょう。また切られて半身で売られているものについては茎の長さを見てほしいと思います。茎が長いと成長しすぎている可能性があるので、短いほうが良いのです。

またレタスですが、葉を手でちぎって食べるほうがよく、包丁で切ってしまうのはお勧めできません。包丁できると包丁の鉄の部分と葉が反応して酸化し、赤くなってしまうからです。なので水洗いしながら手でちぎって料理してほしいと思います。

野菜というよりは果物ですが、夏の定番であるスイカにも見分けのコツがあります。切っていないスイカを購入するときには表面がでこぼこして凹凸があるものを選びましょう。ついできるだけすべすべした球体を選びがちになりますが、凸凹しているほうが完熟していて甘くておいしいのです。

またカットされて売られているものについては、種がみえますので、種の色ができるだけ黒くなっているものを選びましょう。またその種の周りにすこし隙間ができているものが、完熟していて甘い証拠です。

このほか色々ありますが、このようにちょっとした知識を頭に入れておけば、毎日の食材選びにも役立てることができます。今はネット上にたくさんの情報がありますので、自分が好きで毎日の食材になっているものについては調べて役立ててほしいです。

2017年9月5日 | カテゴリー : 食事 | 投稿者 : staff