レッドコードとTRX

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レッドコードは本施設でも採用している、ひも状のツールを使った自重を中心としたフィットネスです。ひもを使うことで、関節の可動域を固定せずに柔軟に人間本来の自然な形で、筋肉を鍛えることができるのが特徴です。

このレッドコードは本施設のようなデイケアやデイサービスにおいてもかなり普及しており、怪我からのリハビリや高齢者の日常的な運動機能の保持の分野においても効果的だと考えられています。以前にもレッドコードについて書いていますので、参考にしてください(レッドコードエクササイズについて)。

さてそんなレッドコードですが、ネット上でもそれほどトレーニング内容を公開しているわけではありませんので、なかなか使用イメージが湧かなかったり、具体的なトレーニング法が把握できずに苦労されている方もおられると思います。

レッドコードのマニュアル本もDVDもあるのですが、現在のところ英語のサイトに英語版のみ、お値段もそれなりにしますのでなかなか敷居が高いのは事実です。

このため購入を考えられている方も逡巡してしまっているところもあるのではないでしょうか。

レッドコード自体はひも状のツールを使いこなすというある種普遍的なものですから、ライバル会社も同様な道具を提供しています。その一つが”TRX”です。

レッドコードが赤色なのに対して、TRXは黄色で差別化しています(笑。レッドコードが北欧系なら、TRXはアメリカの海軍出身の方が始められたものです。

TRXは最近日本の市場にも本格的に参入しようとして日本語用のサイトも開設、トレーニング法を紹介したDVDもレッドコードと比較すればかなりお安くなっているようです。

TRXはネット上でトレーニング法をある程度公開しており、ひもを使ってどのようなトレーニングをしているのかをつかむ程度であるなら十分なコンテンツ量です。

プロのアスリートがやるような高レベルのトレーニングは運動機能保持を目的とした一般の高齢者の方には必要ありませんし、必要最小限の基礎的なトレーニング法を把握する上では、まず公開されている動画などをみて参考にしてほしいと思います。

2015年7月10日 | カテゴリー : 運動 | 投稿者 : staff

地味だけど、あなどれない”副腎”という臓器

副腎

“副腎”という臓器をご存知ですか。心臓や肝臓など主要な臓器と比べれば、正直あまり知られていません。しかし非常に大きな働きをしてくれています。

副腎は名前の通り、腎臓のすぐ上にちょこんと乗っかっている小さな臓器です。重さで言えば12g程度しかありません。

そんな臓器ですが、コルチゾール、アドレナリンなど人を興奮させて闘争本能を刺激するホルモンや、逆に神経を落ち着かせてくれる”DHEA”というホルモンもだしてくれるのです。このほか副腎には何十種類もの多種多様なホルモンが保持されており、適宜分泌してくれる臓器なのです。

ホルモンの源はコレステロールです。コレステロールというと血管を硬化させつまらせるといわれてあまり世間の評価の高くない成分ですが、コレステロールがなければ男性ホルモンも女性ホルモンもつくれずに、男らしさ女らしさがなくなります。

男性ホルモンは筋肉量を増やしたり闘争本能をかきたてやる気を与えてくれますし、女性ホルモンは自律神経を整えたり、記憶力の保持に努めてくれます。

このコレステロールから作られるホルモンの一つがDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)なのです。このホルモンは身体の酸化を抑制してくれるといいます。つまり老化防止のホルモンであり、別名 「若返りのホルモン」と呼ばれています。

コルチゾールやアドレナリンなどは、昔なら狩や戦をするときに血糖値を上げてくれる働きがあります。そうすることで体内にエネルギーを充満させて闘争本能を書き立てるのですが、DHEAはこのような作用を逆に抑制して冷静にしてくれる働きがあります。

つまりコルチゾールやアドレナリンとDHEAはそれぞれ相反する働きを持つホルモンなのです。この2種類のホルモンのバランスが崩れると、体調や気分の変化を引き起こしてしまうのです。

DHEAはこのほか様々な働きを持つホルモンに分化し、最終的には50種類以上のホルモンに生成します。このためDHEAはホルモンの母、「マザーホルモン」とも呼ばれています。

たとえば脂肪の分解を促すホルモンや免疫機能を高めてくれるホルモン、生殖能力を上げてくれるホルモンなど、ほんとうに多種多彩なホルモンの源なのです。

ですのでこのホルモンの分泌量が少なくなる30代後半以降は、いかにこのホルモンの分泌を維持していくかで体調が変わってくるのです。

特に30代を過ぎて慢性疲労を憶えている方、突然体力が落ちたと感じられた人は、副腎の働きが弱っていないか意識してほしいと思います。

副腎が弱る最大の原因は毎日のストレスです。仕事や家庭、人間関係に疲れてくると副腎の分泌力も追いつかず、最終的に分泌量が慢性的に低下してしまいます。こうなると一見うつのような倦怠感や疲労感に襲われますが、うつではありません。

大事なことは副腎を弱らせない生活習慣を確立することです。そのためには血糖値を上げ下げしない食事法、ストレスにうまく対処する息抜きの仕方などが大事になってきます。このことについてはまた紹介したいと思います。

2015年7月8日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : staff

バファリンについて知っておきたいこと

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最近は雨続きで、梅雨はまだ終わっていないかのようです。台風も続々と発生しており、肌寒い日が続いています。風邪も流行っているようなので注意してください。

風邪の症状には頭痛や発熱がつきものですが、そんなときに重宝されているのが市販薬の”バファリン”です。生理痛でもおなじみのクスリです。

バファリンは大変効き目があり、手軽に自分で処方できる薬なので、個人である程度の知識を持つことが大切です。効果があるということは、それなりに”強い”成分が含まれていることを意味するからです。

バファリンの歴史は古く、50年代にアメリカで開発されました。日本では63年からライオンが、”頭痛にバファリン♪”というCMで売り出されてからよく知られていますね。

バファリンの成分は基本、解熱鎮痛剤のアスピリンと呼ばれるものです。このアスピリンに、ダイアルミネートと呼ばれる緩衝剤を合剤したものがバファリンです。アスピリン単体ですと胃の炎症やただれにつながるので、このような緩衝剤が入っています。

バファリンがたとえば航空機内での常備薬などになっているのは、歴史が古く成分の内容が良く知られていることや、比較的原始的な成分で作られているために、安価に製造できることが挙げられます。

先ほども述べましたように、アスピリンはかなり効き目の強い成分です。ですので処方上の注意が幾つかあります。

まず原則として頻繁にバファリンを使用しないことです。市販薬だからといって、ちょっとした頭痛で使用していては、身体がクスリに慣れて効き目がだんだん薄れていってしまいます。そんなときに耐えられないような痛みが出ますと、せっかくのバファリンの効き目が弱いということになりかねません。またそうなれば量を増やさざるを得なくなり、身体への負担は大きくなります。

バファリンの副作用は、嘔吐、胃のただれ、めまい、そして強い催眠効果です。これはよくバファリンを飲まれる方はご存知だと思います。ですのでバファリンを飲む際は必ず食後にすることをお勧めします。食前に飲みますと、何も入っていない状態の胃の表面を荒らしてしまいます。

何も入っていない状態で飲む場合には、牛乳や豆乳など、多少胃のクッションになるものと一緒に飲みましょう。また飲み合わせについては、グレープフルーツジュースなど柑橘系の飲み物は、クスリの代謝を阻害してその分効き目を強くしてしまいますのでおやめください。

次に子供への処方ですが、大人用のバファリンを処方してはいけません。よく大人用のバファリンを半分とか4分の1とかにして量を制限して飲ませればいいと考える方がいますが、これは危険です。

というのはそもそも大人用バファリンと子供用では成分の内容が違うからです。子供用バファリンにはアスピリンの代わりに”アセトアミノフェン”という成分がはいっています。なぜアスピリンを使わないかというと、子供にアスピリンを処方した場合、「ライ症候群」という急性脳症など重篤な結果を引き起こす可能性があるからです。

かなり稀な例ではありますが、稀であるためにいまだにそのメカニズムが良くわかっておらず、治療が難しいため、子供にアスピリンを処方することはダメなのです。

バファリンという手軽に利用できる市販薬だからこそ、最低限の知識を持って付き合いたいですね。

2015年7月7日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

第3のミルクといわれるライスミルク

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豆乳というと以前にも記事にしましたが、最近はコンビニなどでも良く見かけますし、普通に手に入る飲料になりました。そして牛乳、豆乳に次ぐ第3のミルクといわれている新しい飲み物がお米、厳密には玄米から作られた”ライスミルク”です。

ライスミルクは欧米ではかなり一般的な飲み物ですが、日本ではほとんど知られてきませんでした。日本はお米の国なので不思議ですね。欧米では動物性食品を好まないベジタリアンの人が特に好んで飲まれているそうです。

ライスミルクの特徴は、その飲みやすさにあります。牛乳ほど脂肪分が入っていないので、飲んだ後に胃もたれがなく、味もさらっとした感じです。逆に牛乳の濃厚さがお気に入りの人にとっては、すこし水っぽく感じて物足りないかもしれません。

低脂肪なので低カロリーでもありますが、最近は牛乳も低脂肪乳が一般的なので、それほどカロリーに関して低いということはありません。特にライスミルクはお米からできているわけですから、炭水化物が牛乳よりも大目になっています。その分カルシウムやたんぱく質はあまり含まれていません。ですので低カロリーかどうかは商品によって異なります。

日本の飲料メーカーでは酵素による糖化によって生じるオリゴ糖を含んでいるので、味はお米特有の自然な甘さが感じられて日本人には飲みやすいと思います。

玄米が原料ですので、コレステロールが含まれていないことは大きな特徴です。また豊富な食物繊維、ビタミンBとEが含まれています。

特にお勧めしたい人が、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロして下痢をしてしまう人です。これは乳製品に含まれる乳糖という成分を分解できないことによるものですが、ライスミルクには乳糖は入っていないので下痢の心配はありません。実際、ライスミルクは普通の牛乳を飲めない人の代用品として重宝されているのです。

自家製の作り方を教えているサイトもありますが、衛生上難しい面が多くあまり薦められません。やはり飲料メーカーがつくった商品を購入するほうが、気軽にライスミルクを楽しめると思います。

まだコンビニなどで気軽に購入というわけにはいかないようですが、人気がでてくれば、豆乳のように身近なスーパーなどで購入できる日も遠くはないと思います。

2015年7月5日 | カテゴリー : 食事 | 投稿者 : staff

ダイエットには蒸留酒の理由

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お酒にはたくさんの種類がありますよね。ウィスキー、ブランデー、日本酒、ビール、焼酎、ワイン、泡盛、ジン、ラム酒、ウオッカなどです。

そしてこれらのお酒は大きく二つに分けられます。蒸留酒と醸造酒です。

醸造酒にはビール、日本酒、ワインなどがあり、これらのお酒にはアルコール以外にもたんぱく質や糖質などが含まれています。

これに対して蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作ったお酒です。つまり蒸留酒は醸造酒に蒸留という工程を加えてできたお酒なのです。別名”スピリッツ”とも呼ばれます。ウィスキー、ブランデー、焼酎、泡盛などです。

ビール状のものを蒸溜すればウイスキーに、ワイン状のものはブランデーとなります。

蒸留酒は蒸留させることでアルコールの以外の余分なものを含めません。アルコールの種類も純化させて単独のアルコールに絞られます。したがってカロリーの高いたんぱく質や糖質が取り除かれているので、ダイエットには蒸留酒のほうが適しているといわれているのです。

また、蒸留酒は二日酔いになりにくいといわれます。これはアルコールの種類が単一になっているため、消化分解がやりやすいということが理由です。その代わり、醸造酒には複数のアルコールがはいっているために、複雑で豊穣な味わいを楽しむことができます。その分、一緒に食べる料理にも合うというわけです。

醸造酒が料理のお供に食欲を増進させる居酒屋で仲間たちとワイワイと嗜むイメージなのに対して、蒸留酒は純化されたアルコールを単独で味わうものなので、バーなどで一人で楽しむイメージになります(笑。

ただし蒸留酒は結局のところ純化されアルコール成分が多く入っているため、度数は同じ内容量ですと醸造酒よりも高くなっています。ですので同じ量を飲んでしまうと、結局アルコール量は蒸留酒のほうが多くなり、その分酔いも強くなります。

一般的にはブランデー、ウィスキー、焼酎、日本酒、ワイン、ビールの順にアルコール度数は高くなっています。アルコールのカロリーは”エンプティカロリー”といわれて体内に残らないから太らないという考えがありますが、これは明確に間違いなので注意しましょう。

エンプティ=空(から)というところからそういう誤解が生まれたのだと思いますが、エンプティとはこの場合、「栄養素がない」という意味なので、栄養素がないにもかかわらずカロリーだけはあるというのがエンプティカロリーの意味になります。

お酒は適量であるならば、体を温めてくれ、特に精神衛生上日頃のストレスを緩和してくれるのでお勧めです。お酒の種類や飲み方に気をつけて楽しんでほしいですね。

2015年7月2日 | カテゴリー : 食事 | 投稿者 : staff

西洋でも東洋でも重宝されてきた”しょうが”

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前回からだを温めてくれる酒粕を採り上げましたので、今回も同じく身体を温めてくれる “しょうが” について採り上げたいと思います。

しょうがは漢方薬にも良く使われている通り、もともとは東洋医学で重視されてきた食材です。解毒、解熱作用があるといわれ、食欲増進効果も期待されていました。日本では2-3世紀ごろから伝わっており、古事記にも記述があります。年配の方には「はじかみ」という名称も使っておられると思います。

ヨーロッパでもしょうがの効能は知られており、古代ギリシャ時代から利用されてきました。14世紀で英国でペストが流行ったときには、ヘンリー8世が市民にしょうがを食べるように宣告したともいわれています。

しょうがは英語で”ジンジャー”と呼びますが、ジンジャーエールというのはカナダ生まれのしょうが風味の炭酸飲料のことです。”ale(エール)”はビールではないけれども発酵飲料のことを指します。

それではしょうがはなぜ身体を温めてくれるのでしょうか。それにはしょうがに含まれる二つの成分が関係しています。”ジンゲロール”というしょうがの辛味をつかさどっている成分と、この成分を加熱して生まれるその名も”ショウガオール”という成分です。

ジンゲロールには吐き気止めの効果があり、また老化を抑制する抗酸化作用も持っています。そしてジンゲロールには血管拡張作用をもっているのです。これが体内の血行を良くして、身体を内部から温めてくれるのです。ですので特に女性の冷え性対策にも効果的ですね。

そしてショウガオールにも同様の効果が認められているのです。ショウガオールには副腎皮質を刺激してアドレナリンを分泌させる効果があり、これが身体を温めてくれるのです。

さてこのようにしょうがには低体温傾向にある日本の女性にとても効果的なのですが、そもそもなぜ現代の女性は体温が低くなっているのでしょうか。幾つか理由がありますが、まず過度なダイエットや偏った食事、そして運動不足などで、身体の筋肉量が減少していることが挙げられます。筋肉量が少ないと基礎代謝量が落ち、その分体内の熱量も下がってしまうのです。

他にはアイスや冷たい飲料水など、内臓を冷ましてしまうものを食べがちだということ、肌の露出が多い服装をしてしまうことなどが原因として考えられます。

しょうがや酒粕などを使った料理のレパートリーを積極的に毎日の食事に生かすと同時に、低体温を解消するような日頃の運動も大切になります。

2015年7月1日 | カテゴリー : 食事 | 投稿者 : staff