西日本豪雨を教訓に堺市のハザードマップを確認しておきましょう

西日本の豪雨災害は予想以上に深刻なものになってしまいました。災害は決して他人事でないということがよくわかる出来事でした。

ですので余裕がある日常の時から確認すべき情報は確認しておきましょう。今回お勧めしたいのは各自治体が公表している「ハザードマップ」です。

堺市でいうと「内水ハザードマップ」と「土砂災害・洪水ハザードマップ」の2種類のマップが堺市のサイトに掲載されていて各地区ごとにマップが公表されています。より重要なのは土砂災害洪水マップのほうです。

ハザードマップの有効性、正確性は今回の豪雨災害でも確認されており、前もって確認しておくことは緊急の時にどこに逃げればいいのか、どのように逃げればいいのか、またどこにいると危険なのかがわかります。

それでは上の図の堺市の堺区の”土砂災害洪水ハザードマップ”を参考にしてみてみましょう。注意してほしいのはこのマップはあくまでも豪雨災害などで大和川の氾濫などが予想された場合のハザードマップです。南海トラフなどの地震や津波災害のマップではないことに留意してください。

一番注目すべきは濃いオレンジ色の部分です。ここが浸水率5m以上の場所になります。オレンジ色が薄くなっていくと浸水深度は下がっていきます。白地は基本的には安全なエリアとなります。

オレンジ色のついた部分ですぐにわかるのはやはり大和側沿岸です。堺市大阪市両岸の広範囲にわたる地域で深刻な浸水エリアが発生します。

そして次に注目すべきは東西に走る大和側と直角(南北)に走る阪神高速15号堺線沿いです。大和川からあふれ出た水が高速道路の高架下を一直線に下っていく様子がイメージできるぐらいの水没地帯が広がっています。

この高速道路と並行に走る南海高野線との間の部分、堺市役所の付近までは残念ながら広範囲に水没してしまうエリアになっています。

なので高速道路を挟んで湾岸のほうのエリアに居住地域がある方、もしくはそのあたりにいた場合は、高速道路のほうには行かずに、堺警察署、消防署、キンショーストアー、阪堺線大小路駅の付近で留まるほうがよいということになります。

もともと阪神高速15号線の高架下は土井川という小さな河川がありました。そこを埋め立ててその地盤の上に高速道路が走っているので、洪水の時は天井川である大和側から一気にそのルートを水が下ってくることが予想されます。

高野線を堺東駅を超えて三国ケ丘側まで駆け上がると海抜が大体13m以上ありますので、東北大震災クラスの津波でも回避することができる安全地帯になります。

なので気を付けるポイントは高野線を境に三国ケ丘側の人はそのまま坂を上ってできるだけ高いところまでいくことが肝心です。間違っても線路を超えて市庁舎側に向かったり、堺東駅方向に降りていくような行動はやめましょう。

堺東駅前の商店街などにいた場合は、堺東駅の高島屋や市庁舎に逃げ込みましょう。

堺港付近にいた場合は実は比較的安全です。新しく埋め立てられた土地なので護岸がしっかりしており土地がかさ上げされており、大和川の河口付近から離れていますので安全です。ですので状況にもよりますが、無理に街中のほうへ戻ろうとする必要はないと思います。

このようにハザードマップから読み取れることはたくさんありますので、普段の活動地域や住居付近の安全を確認して、普段から家族内でよく話し合っておくことがもしものときに生きてくると思います。

不明な点疑問があれば自治体に問い合わせしておくこともよいと思います。

2018年7月13日 | カテゴリー : その他, | 投稿者 : staff

阪堺線周辺の桜

もう関西では桜は散ってしまいましたが、阪堺線沿線の桜の写真をとりましたのでここに掲載したいと思います。

最初の白っぽい桜はザビエル公園沿いの用水路の側の桜並木の桜です。残りは阪堺線沿線の帝塚山3丁目付近にある万代池公園の桜です。近隣の住民の方だけでなく、外国人観光客まで来られていたのでにぎやかでした。

ここはもともとは落ち着いた住宅街ですが、最近新しいカフェやパン屋さんなどがオープンしていてにぎやかになっていますので、新しい集客地となっているようです。

このほか阪堺線沿線ですと、北畠の清明丘中央公園も地元では桜で有名ですので、来春にでもお出かけください。

2017年4月28日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff

食パンブームの関西

最近は食パンの専門店が増えているようです。大阪だけでも20店舗あるというのですから驚きですね。人気の理由はそのやわらかさともちもち感にあるようです。夕方のMBS報道番組「VOICE」で、関西の食パンブームについて特集されていましたので、ここでも紹介したいと思います。

関西人はパン好きが多いといいます。都市別のパンの消費量をみても、神戸、堺、京都がトップ3を占め、トップ10には関西の都市が6つもランクインしています。堺が全国2位というのは意外で驚きですね。

確かに駅ナカのテイクアウト専門のお店でも、東京などと比較して大阪や京都、神戸ではパン屋さんの出店が最近目立っているように思います。

よくいわれるのが、関西特に大阪は粉もんの文化、関東はせんべいの文化ともいわれます。簡単に言えば、関西はモチモチ感のあるやわらかいものが好まれて、関東はうすいけれども固めのものが好まれるのかもしれません。

また大阪は商人の町、京都は職人の町、神戸はハイカラの町というように、朝早くから仕事をする人が多いために、朝食からしっかりとしたものを食べるということも影響しているようです。

コンビニでもよく売られているパスコの食パンブランド ”超熟”ですが、関西では一斤を五枚切りしたものが一番よく売れていて、関東では6枚切りと関西よりも薄いタイプが売れているようです。分厚いほうがもちもちとして腹持ちがいいですからね。

食パンについては生活習慣病の観点から控えたほうが良いとの話もあります。いわゆるグルテンフリーというものです。ただ日本人で小麦アレルギーとも呼ばれるセリアック病の割合はかなり少ないともいわれています。

ですのでもちろん食べすぎはよくありませんが、そこまで神経質に考えることもないと思います。食パンを食べないことで糖質制限をしても、その代替物がごはんやスイーツであるなら結局のところ糖質制限にならないわけですから。

食パンを食べると同時に、卵焼きやベーコンや野菜、ヨーグルトやミルクなど色んな種類の食材を朝食にして、炭水化物は朝昼を多めにして、夜は少し控える程度が良いかもしれません。

2017年3月4日 | カテゴリー : 食事, | 投稿者 : staff

古地図にみるすみよしー堺は住吉大社の御料地でした

先日、住吉大社で「古地図に見るすみよし」と題して、住吉周辺の大阪の歴史を古地図を見ながら振り返るという講演会がありましたので、行ってまいりました。定員300名ということでしたが満杯で、地域に住む方の自分の町の成り立ちを知りたいという熱気が感じられました。

この講演会は民間有志の歴史愛好家の集まりである「すみ文講座」主催のもので、考古学や歴史学、都市学に詳しい先生方3名によって、それぞれ時代を区分をしながら講演されておりました。

住吉の古代の読み方は「すみのえ」でした。古代、大阪は今のような埋め立て地もなく、大阪湾はかなり内陸までくいこんだ入り江となっていました。なので大阪湾に面する一帯を「すみのえ」と呼んだのです。

古事記や万葉集では「墨吉」「墨江」「須美之江」などという当て字もされていましたが、時代を経るにつれ平安時代には「すみよし」になっていったといいます。

今でも大阪には島にちなんだ地名がいくつも残っていますよね。”福島”などはそうです。また橋のついた地名となると本当にたくさんあります。心斎橋、京橋、肥後橋、淀屋橋、天満橋、汐見橋などなど。大阪が水の都と呼ばれる理由の一端が垣間見えますね。

興味深かったのは堺は住吉大社の御料地で、今のように町の中心が大和側以南の堺ではなく、住吉周辺だったということです。住吉大社の領地はとても広く、住吉大社自身も現在の敷地のほぼ10倍程度の面積を誇っていたそうです。今でも広いですので、相当なものだと実感できます。

住吉大社と四天王寺はともに熊野街道沿いにあるのですが、古代からライバル関係にあり、ちょうど中間地点にあたる阿倍野の所領を巡ってしばしば対立していたようです。

住吉と堺を結ぶ阪堺電車は、紀州街道の上を通っています。阪堺電車に乗れば、昔の街道を歩いていることになりますのでロマンがありますね。紀州街道は和歌山から堺を通って、大阪の高麗橋までつながる街道です。

今はNHKで土曜日に放送されている「ブラタモリ」でも、タモリさんが古地図好きということも相まって自分の郷土や地名がどのような関係で成り立っているのかを理解するのにとても勉強になり、人気ですよね。最初に登壇された大阪文化財研究所の積山洋さんは、そのブラタモリで大阪編をやった時に紹介人となっていた方です。

日本には古来からある神社仏閣が点在していることもあって、またその神社仏閣が伝来の書物や記録を保存する図書館の役目を果たしてきたこともあり、世界でももっとも歴史的資料が残っている国だといわれています。

古地図を見ながら、街を散策すると、住み慣れた街でも新鮮に思えてくると思います。3月に入りいよいよ春の温かさを感じられるようになってきたので、ぜひ健康にもよいので散歩に出かけてほしいと思います。

2017年3月3日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff

大阪に公園が少ない理由

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大阪の梅田の再開発地区(うめきた緑化事業)がガーデンに生まれ変わるそうです。すでにオープンしているそうですから、梅田に用事がある時はいってみたいですね。

そもそも大阪は東京と比べて緑が少ないといいます。もちろん大阪平野は周りを山に囲まれていて、その意味では緑が少ないというよりは、都市部の中に公園などの公共の散策面積が少ないということだと思いますが、これには理由があります。

東京と比較してみればわかりやすいのですが、東京には新宿御苑、清澄庭園、浜離宮恩賜庭園、六義園、小石川後楽園、そして皇居など本当にたくさんの庭園がありますよね。そのほとんどが元々は大名屋敷や将軍様の居城でした。

例えば清住庭園は、関宿藩主久世家下屋敷の庭園を明治の時代になって住友家当主の岩崎弥太郎が手に入れ、隅田川の水を引き、泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式築山泉水庭としたものです。

このように東京は江戸であり、武士と大名の都だったわけです。そのためそれらの武士たちが住む住居跡が広大な公園の元になったというわけです。

東京のど真ん中に位置する皇居も、ご存知のように徳川将軍家の江戸城の場所です。最近は皇居の東御苑が一般公開もされていて、都民の憩いの場となっているようです。東御苑は野草の宝庫とされ、茶畑や果樹園まであります。

ひるがえって大阪は”大坂”で天下の台所であり、基本的には商人の町だったのです。武士の人口は商人のわずか2%程度だったといわれています。このため広大な大名屋敷や武家屋敷などは存在していなかったのです。

代わりに船着き場である船場のエリアには、江戸へ送る物資の各藩の卸屋敷が軒を連ねていました。ただし、それらは現在商業ビルに変わって今では大阪のビジネスセンターになっています。

またもともと大阪城の西側は湿地帯で、それを商人たちが自分たちの資金で地盤を固め開発していった埋立地だったのです。梅田は”埋め田”から来ていますし、大阪で高いところは大阪城から南側の上町台地の部分のみです。そのため公園などのような公共の広場というのは生まれませんでした。

こういう歴史的経緯が大阪の中心部にまとまった面積の公園が存在しない理由のひとつになっていると思います。堺はやはり大阪市の郊外ということもあって大仙公園、泉緑地、そして浜寺公園という大きな公園が三つもあるというのは幸せですね。泉緑地は将来の大阪万博が開催されたときの候補地になっています。

天王寺も芝生公園がリニューアルされて、通称”てんしば”と呼ばれる子供の遊び場所になって大人気だそうです。こうしてみると都市部が出来上がってから緑化地区を再整備するというのは、なかなか経済的に大変であることがわかります。個人的にはガーデンも芝生も素晴らしいと思いますが、大阪にも明治神宮のような人工森林があればよいなと思います。

2016年11月17日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff

お好み焼きの原型を生んだ千利休の「麩(ふ)の焼き」

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大阪は”粉もん文化”だといわれます。お好み焼きやたこ焼きなどが代表的な粉もんグルメですね。

さてそんな粉ものですが、炭水化物の塊なので、最近はダイエットの観点からはすこし肩身の狭い思いをしている?ようです。特にたこ焼きやお好み焼きとともにごはんをたべるという炭水化物同士の組み合わせが、血糖値を上昇させる食べ方として問題視されているのです。

そもそもなぜ大阪が粉もんの街と呼ばれるようになったのでしょうか。

お好み焼きのルーツは実は堺と大きく関係しているといいます。一説によれば、お好み焼きの原型は堺の偉人千利休が考案した「麩(ふ)の焼き」ともいわれているのです。この麩は小麦粉を水でといで薄くのばして味噌をつけたものだといいます。

明治時代には舶来品のソースをつけるようになり、昭和の時代には小麦粉の中に現在のような筋肉や海鮮もの、そして卵などを加えるようになったといいます。戦後、お好み焼きの表面にマヨネーズをつけだしたといいます。お好みの具材をいれて楽しむためにお好み焼きと言われるようになったのですね。

さてたこ焼きでもお好み焼きでもソースをつけて食べますが、大阪にはイカリソースや大黒、ツヅミソースなどソースのメーカーが多いですよね。大阪は粉もん文化の街とともにソース文化の街でもあるわけです。ちなみにオリバーソースも大手で有名ですが、本社は神戸にあります。

これらソースメーカーがソースをたくさん売るために粉もん文化を発展させてきた側面があるのです。そしてその下地には大阪が出汁(だし)の文化であることも関係しています。粉もんの味は使う出汁に大きく左右されるのです。

また個人的には大阪には買い食いの文化があることが粉もん文化を発展させてきたと思います。学生や子供たちが学校からの帰り道などに小腹がすいたときに、ちょっとした粉もんを買い食いしながら帰るということが習慣としてあったと思います。

さてそんな粉もんですが、やはりごはんではなく野菜などと組み合わせながら食していただきたいと思います。

2016年9月12日 | カテゴリー : 食事, | 投稿者 : staff

6月16日は和菓子の日

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今日は「和菓子の日」です。なぜ和菓子の日かといいますと、西暦848年嘉祥(かじょう)元年に仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16になんだお菓子を奉納する神事を行い、元号を嘉祥に改めたところから和菓子の日になったのです。

”嘉祥”とはその名のとおり”めでたいしるし”を意味します。16という数字はもともと民間においても16文で16個のお持ちを食べる「嘉祥喰(ぐい)」とよばれる祭事もあったところから来ているようです。

和菓子のよさについては以前にも記事(和菓子のよさ)にしましたので参考にしてください。洋菓子と比べて脂肪分がはいった生クリームを使わない分、低カロリーであることが大きな優れた点のひとつです。和菓子は原料がお米であることが多いのでつまりは炭水化物であり、1gあたりですと和菓子のほうが低カロリーになります。

そしてもともと和菓子というのはお茶が主で菓子が従であることが多いため、菓子自体は小さいものが多いですよね。

これは茶道の精神がそうなっているからです。お菓子はあくまでもお茶の味を引き立たせるためのサブという役割なのです。実際茶の湯では、お菓子はお抹茶を飲む前にすべて召し上がってもらうことになっています。

それに対して洋菓子はどちらかといえばケーキがメインで、紅茶やコーヒーなどはサブの立場だと思います。ですので大きなケーキに少量の飲み物という組み合わせが多いと思います。スイ―ツというのも甘いケーキがメインであることを示しています。

ですので和菓子を楽しむのは洋菓子よりもダイエットの点では優れているといえると思います。もちろんおもちをパクパクといくつも食べてしまっては意味がありませんが・・・。

さてそんな和菓子といえば堺は千利休が活躍した街ですので、老舗の和菓子店がたくさんありますね。かん袋や一心堂、本家小嶋やむか新、つぼ市製菓・・・などなど書ききれないほどあります。

和菓子の日ではお店のほうでも特別なお菓子を出していることがありますので、普段はケーキなどを嗜まれている方も訪れてみてはいかがでしょうか。

浜寺公園のバラ園が満開です

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浜寺公園のバラは今が満開ですね。様々なバラが咲き誇っていて、目移りしてしまいそうです。多くの人が観覧に訪れています。近隣の人だけじゃなく、遠くからの観光客の方もおられました。

まず冒頭の赤黒いバラは”黒真珠”とよばれるバラで、日本人の鈴木省三さんが作られたそうです。

バラの定番であるプリンスオブウェ-ルズや、愛子内親王をお祝いして京成園芸がつくったプリンセスアイコなどもありました。

ほかには、アプリコット・キャンディー、シンプリー・ヘブン、ウィリアム・キャサリン、クリムゾン・ランブラー、ゴールドフィンチ、コルデス・ブリリアント、セブン・シスターズ、シーゲル、フォース・オブ・ジュライ、デンティ・べス、スーベニール・アンネ・フランクなどが咲いていました。

まだまだほかにもたくさんの種類のバラが咲いていました。もちろんバラ以外のお花も咲き誇っていましたので、ぜひ足を運んでほしいと思います。

植木市も開かれており、かなりお安い価格でお花を購入できます。バラは5月下旬までが見所です。今週末まででしょうか。

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2016年5月17日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff

浜寺公園のバラ園のバラはもうすぐです

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浜寺公園というと広大な敷地で有名な公園ですね。松林でも有名ですが、五月にはいよいよバラ園のバラが満開になります。

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バラというとヨーロッパのお花だというイメージがあると思いますが、浜寺公園のバラの特徴は日本の自生種が多いことです。日本の自生種にはノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスなど12種4変種のバラが植えられています。皇后陛下の名前を頂戴したプリンセス・ミチコという改良種もあります。

日本では万葉集にノバラを詠んだ歌があります。以下のとおりです。

道の辺ののうれに延ほ豆のからまる君をはかれか行かむ

意味は、”道のほとりのいばらの先に豆のつるがからみつくように、私にからみついて離れようとなさらない君と、別れて行かなくてはならないのか”ということになります。

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このようにバラは日本と深く関係してきた花なのです。バラはもともと春から初夏にかけての一季咲きの植物でしたが、19世紀に中国産の多季咲きのバラがヨーロッパに輸出され品種改良されるようになって、バラは四季の花となるというバラ界の革命が起こりました。

日本のバラもバラの国際化、多様化に貢献しています。日本から持ち込まれたノイバラは一枝にたくさんの花がつくバラ、またテリハノイバラはつる状に枝がのびる性質を世界のバラにもたらしました。

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バラ園内では新緑のまぶしい季節になりました。園内では園芸家の方々がバラの管理と育成をやっておられました。ゴールデンウイークには大きな花を咲かせてくれると思います。楽しみにしたいですね。

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2016年4月14日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff

堺の名産、包丁

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堺といえば包丁ですよね。最近は世界的にも堺の包丁が評価され始めており、年々輸出量も増えているようです。日本テレビ系列のBSジャパンの「にっぽん真発見」において、堺の包丁が取り上げられていたのでここで紹介いたします。

堺の包丁は江戸時代からの歴史があり、京都や大阪の料理人の包丁を供給してきました。現在私たちが目にするような和包丁の形になってきたのは、江戸中期を過ぎてからと言われています。

堺の包丁の特徴は片刃だということです。刀が切断面の片一方にしかついていません。したがって右利き左利きでそれ専用のものが用意されています。

片刃は食材を削っていくイメージで、両刃は切るというよりは裂いていくイメージになります。

ただし片刃のデメリットは砥ぎにくいということです。慣れるまでには少し時間がいりますし、やはりプロの砥ぎ師に砥いでもらうのが一番いいと思います。堺の片刃砥ぎの実力は世界一です。砥ぎの工程だけで20以上もあり、決してあなどることのできない技術なのです。

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包丁に着ける鋼(はがね)の種類にはいくつかあり、その中で一番切れるといわれているのが青鋼です。青一、青二、白一、白二という種類の中で一番高価で切れ味鋭いのが青一鋼になります。

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包丁の使い方でよくいわれるのは、包丁は手前に引くような感覚で使うということです。刺身など生の魚の身を切る場合、押しつぶすような切り方ですと魚の細胞をつぶしてしまい、味と風味が落ちてしまいます。

堺包丁は片刃ですが、「荒叩き」という技法(下画像)によって刃の先端以外は食材の接着面につかないように微妙に包丁の側面をまげて隙間を作っているので、包丁と食材の接触面が先端の刃のみになるため、非常に刃を食材に入れやすくなっているのです。食材に刃をあてると、スッと言った感じで切れていきます。これはこの荒叩きによる効果です。

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包丁というとドイツの包丁も有名ですが、例えばドイツの有名ブランドのセラミック包丁なども製造自体は日本(関市)で作られており、ドイツは砥ぎだけをやっているといいます。その日本の包丁製造も安い中国製に押されているそうです。

しかし和食が世界的に受け入れられるにつれて、日本の誇る包丁技術も見直されてきており、長く大事に良質の包丁を多少高価でも購入してみようという人も増えているようです。堺の大事な産業ですので、応援したいですね。

2016年1月28日 | カテゴリー : | 投稿者 : staff