高血圧の人がやっていい習慣、やってはいけない習慣

高血圧に悩んでいてなにか高血圧対策になる習慣を考えている人にいくつかの指針を紹介したいと思います。

まず高血圧の人がしていい運動としてはならない運動です。

高血圧の人がしていい運動は有酸素運動です。ジョギングとかランニングとかですね。有酸素運動をすることで血流がよくなり、ホルモンバランスがとれて血圧が下がりやすくなります。

運動の効果は降圧剤に匹敵するといいます。それも投薬が短期間しか効果が持続しないのに対して、運動の降圧効果はかなり長い間持続しますし、運動を重ねるとその効果は累乗されるのです。

逆にしてはならない運動はウェイトトレーニングなどの無酸素運動です。ダンベルとかバーベルとか、マシンとかを使った筋力トレーニングのことです。

無酸素運動はその名の通り呼吸をとめて筋肉を使うトレーニングなので、一時的に血圧が急上昇します。なので高血圧の人にはリスクが大きいのです。

実際ウェイトトレーニング中に脳梗塞や脳卒中になった事例はたくさんあります。

ただし有酸素運動もある程度の期間続けないと効果がでてきません。大体運動を始めてから4週間、つまりは一カ月程度で血圧が下がりだすといいます。

その強度はジョギングほどでなくてもよいので、汗ばむ程度にウォーキングを定期的にしていきましょう。

また入浴もタイミングが大事です。

一般的には満腹時よりも空腹時に入るのが良いとされています。というのも満腹時は消化のために血管が開き、胃に血流が集中しているからです。

そのため食べた後すぐに入浴すると、胃がもたれることがあります。

また温度も大事です。お湯の温度は40度程度にしてそれ以上にしないようにしてください。温度が高く長風呂になるとそれだけ身体に負担がかかります。

湯船につかるのは6分程度、つかるのも肩までつからずに胸の部分までにしておきましょう。

ペットボトルからの食中毒にご用心

先日はペットボトル症候群という症状について紹介しましたが、今回もペットボトルに関係することです。

この暑い夏にペットボトルを口にする機会は多くなっていると思いますが、ゴクゴクとすぐに飲み切ってしまうなら問題はないのですが、ちょびちょび一日がかりで飲むということになると問題になってくることがあります。

それはペットボトルの口先に細菌が繁殖して食中毒を起こすケースがあるからです。

雑菌の繁殖率を甘く見てはいけません。特に気温が30度以上になると繁殖率は爆発的に上がります。なので今のような季節は要注意なのですね。

昔、初代仮面ライダーの俳優さんだった藤岡弘さんがテレビ番組でジャングルの探検に入ったのですが、ほかのスタッフが下痢を起こしたのに対して藤岡さんには何も起こらなかったそうです。

それは藤岡さんがペットボトルに直接口をふれずに水分をとっていたからです。口から離して飲むことで、ペットボトルの口に口内の細菌をつけなかったからです。

現地の食事に慣れていなくて、水が合わなくて下痢をするということはありますが、ペットボトルで自分の口からの細菌が増殖して食中毒を起こすというならジャングルじゃなく日常生活でも起こる可能性は十分あります。

したがって対応策は基本短時間のうちに飲み切ること。冷蔵庫で保管する場合もキャップをしっかりとしめて、最長でも2~3日以内には飲んでしまうことです。

家で飲む場合はペットボトルのまま飲むようなことはしないで、ちゃんとコップに移し替えて飲みましょう。

緑茶や水には細菌の好物である糖分が含まれていないので細菌の繁殖はそれほどでもないですが、例えば甘い清涼飲料水やコーヒーミルクなどはほっといたら短時間でも細菌は繁殖していきます。

お子さんにボトル形式の水筒を持たせておられる親御さんも多いと思いますが、カップの部分に口をつけた場合はできれば飲む前に洗うように指導されるといいと思います。

夏バテ対策に酢

日本の夏は年々暑くなっており、もはや暑いというより熱いといった風情になっていますが、夏バテに負けずに頑張っていきたいものです、

夏バテに負けないための食材というものもたくさんありますが、今回お勧めするのは調味料としても定番の”酢”です。

酢というと”すっぱさ”がすぐにイメージされますが、あの酸っぱさの正体は酢酸(さくさん)にあります。酢酸には脂肪の吸収を抑える効果があり、たとえば脂っこい酢豚に酢が使われるのはそれも理由の一つです。

酢には血糖値の上昇を抑える働きもあります。なので糖尿病の方には酢は毎食でも召し上がられることをお勧めします。

ただし酢酸はその名の通り「酸」なので、歯のエナメル質を溶かしたり、胃壁を荒らしたりすることもあります。なので酢を摂取した後は歯磨きを忘れないようにしましょう。牛乳を飲むことで中和させるのも効果的です。

酢には酢酸のほかにアミノ酸やクエン酸が含まれています。これらの成分には疲労回復を早めてくれる効果があり、これが夏バテ対策に酢がお勧めされる理由になっています。

注意点は酢は確かにこれらの効能がありますが、摂り続けなければ血糖値も元に戻ってしまいます。なので毎日、できれば毎食お酢を使うようにしましょう。1日の目安は15ml、大匙一杯程度です。

酢にはたくさんの種類があって迷ってしまう場合もあると思います。有名なのは米酢、穀物酢、黒酢、リンゴ酢、バルサミコ酢などです。

穀物酢というのはトウモロコシや小麦などから摂れる酢のことです。黒酢は玄米からです。バルサミコ酢はイタリアの食材のぶどうからですね。

大事なのは酢酸の含有量なのですが、実はどれを摂っても酢酸の含有量はあまり変わりません。なので自分の好きなものを選んでくれたらいいと思います。

料理ではたとえばスープなどの汁物や煮込み料理にまぜるのもOKです。酢というと沸騰させると気化して飛んでしまうという印象がありますが、酢の沸点は水より高いので沸騰程度では飛びませんので安心してください。

中華料理とは酢豚というように酢ととても相性がいいですし、日本食でもお寿司には酢飯が使われています。お寿司に酢が使われるのは酢には雑菌の繁殖を抑えてくれる抗菌作用があるからですね。お寿司は生ものですから食材が腐るのを抑えてくれます。

ちなみに酢を飲めば体が柔らかくなるという話もありますが、残念ながらこの話はまちがいです。確かに酢には食材としてのお肉を柔らかくしてくれる効果がありますが、だからといって人間が経口摂取したからといって筋肉が自然に柔らかくなるわけではありません。

ただし酢を飲んで活力を得て、アミノ酸=たんぱく質をとって運動をすれば筋肉はつきますし、運動後にストレッチをすれば酢の疲労回復効果と合わさって摂取しなかった場合より柔軟性があがることは確かでしょう。なので運動前と後に酢を摂取してみましょう。

減量と禁煙でどれくらい血圧は下がる?

高血圧でお悩みの方は多いのですが、確実にそれも相当な幅で下げられる方法があります。それが禁煙と減量です。

血圧は心臓が収縮している段階での値を”上”の血圧、拡張しているときの血圧を”下”の血圧と呼びます。血圧の正常値は上が130、下が85になります。

上は140ぐらい、下は90ぐらいまでが標準の範囲内なのですが、それ以上になりますと高血圧と判断されます。男性は40代から、女性は50代から血圧はどうしても高くなります。

それでは血圧はどうやったら下がるのでしょうか。よく言われることは食生活を主とした生活習慣の見直し、そして運動ですね。

でもそんなことはわかってるけど、実際どれくらいの効果があるのかはっきりしてくれないと取り組めないよ、という方もおられるかもしれません。

今までの治療データから体重が1キロ減でどれだけ血圧が下がるのかがおおよそわかっています。体重では1キロ減るごとに平均して4ml程度下がります。

もう少し正確に言うと、血圧は最初の5キロの減量までは下がり始めません。しかしそこを超えて減量すると1キロあたり4ml下がるということになります。つまり10キロ痩せると20ml下がることになります。

減量による血圧の低下は長期的な努力によるものですが、即自的に血圧を下げる方法もあります。それが禁煙です。

タバコが血圧に与える影響は肥満よりも大きいといわれています。タバコのニコチンが血管を収縮させて血圧をあげるからです。一本目を吸うだけで血圧は10~20ml一気に上昇します。その後続けて吸うと、一本目ほどではありませんがそこからさらに血圧は上昇します。

食後の一服はおいしいかもしれませんが、食後は血糖値があがっています。その状態で血管が収縮すると血液中の糖が血管内部を傷つけることになります。

減量と禁煙は王道ですが、自分の日ごろの血圧値をみてどれくらい減らせばいいか考えてみましょう。

その症状は本当に熱中症?まちがえやすいペットボトル症候群

日本の夏の暑さは年々ひどくなっていますよね。日本だけじゃなく世界的な傾向でやはり温暖化が進んでいるのかなと思います。

熱中症で救急搬送される人も最高値を記録したそうで、どんなに事前に気を付けていてもなるときはなるのが人間の弱さというものかもしれません。

そういう状況ですが。熱中症だと判断されて搬送されてきた人のなかで必ずしも熱中症ではなかったという事例も増えています。特に高齢者ではない若い人から壮年の人に多くみられる症状です。

”ペットボトル症候群”という言葉をご存知でしょうか。これはスポーツドリンクや清涼飲料水を普段から飲むことが習慣化していて、時には一度に大量に摂取すると起こる急性の糖病病のことです。

症状としては、体がだるく、のどが渇き、頻繁にトイレにいくようになります。これは急激に血糖値が高くなっているからです。少し前までは10代から30代の男性に多い症状でしたが、最近は50代の男性にも広がってきています。

重症化すると「嘔吐」「腹痛」「意識混濁」「昏睡」などが起こり、救急車を呼ぶことになります。症状としては熱中症に近いので、かかった本人は熱中症対策として飲んでいたのにやっぱりかかってしまったと勘違いしてしまいがちです。

最大の勘違いは喉の渇きです。喉が渇いている原因が水分不足ではなく糖分の取りすぎだとしたら、喉の渇きをいやすためにスポーツドリンクをさらに飲んでしまうのは症状を悪化させることにつながります。

それではなぜ血糖値が急激に上がるのでしょうか。それは熱中症対策だからといって、スポーツドリンクを不必要な時に不必要な量を短時間で摂取してしまうからです。

スポーツドリンクや清涼飲料水、また缶コーヒーなどはかなりの糖分を含んでいます。たとえばコーラなどでは容量の10%程度が糖分であり、スポーツドリンクなどでも5~6%程度の糖分を含んでいます。これはたとえば1.5リットル入りのペットボトルだとすれば角砂糖50個分!に相当する量です。

熱中症が流行ってるからといって対策のつもりでがぶがぶとスポーツドリンクばかり飲んでいると、ペットボトル症候群ならぬスポーツドリンク症候群にかかりやすくなります。また本当に慢性的な糖尿病になってしまう可能性もあります。

熱中症かペットボトル症候群か判断に迷う場合は、年齢的に若いかどうか、普段から清涼飲料水をのみすぎていないか、冬でも喉が渇くことが多いかなどになるでしょう。

予防法としては、まずのどが渇いたからといって普段から水代わり、お茶代わりに飲まないこと。自動販売機やコンビニで清涼飲料水を購入することを極力控えること、食前に清涼飲料水をのまないようにすることです。

熱中症対策としてスポーツドリンクの摂取は有効ですが、あくまでも暑さによる発汗で失われた塩分やミネラルや水分を補充するのが目的です。普段の飲み物としてはお茶や水が一番です。そのうえで塩分を梅干しや塩飴や塩タブレットなど、別の手段で取り入れることが一番良いでしょう。

スポーツドリンクは高濃度のナトリウム=塩分を中和させるために、かなりの糖分を含んでいます。スポーツドリンクに水を足すと人間の水分透過率から離れてしまって吸収率が悪くなるという話もありますが、スポーツドリンクに糖分を足しているのは塩水そのままの濃度だと塩っ辛くてとても飲めないからです。

なので飲むにはやはり水や氷で薄めるのがよいでしょう。粉末単位で売られているスポーツドリンクを買ってきて自分で調合するのも一案です。

生活習慣としてはのどが渇いてから一気に飲むのではなく、のどが渇く前に定期的に頻繁に少量ずつ、水であれお茶であれ塩分とともに取ることが大切です。

2018年7月29日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

生活習慣病を改善する丹波篠山産「黒豆茶」

丹波篠山(たんばささやま)というと兵庫県は山間にあるのどかな田園風景が広がるおだやかな街です。日本昔話にでてくるような風情があります。

名産品もたくさんあり、たとえば丹波そば、イノシシの牡丹鍋、黒豆、甘納豆、日本酒、丹波産コシヒカリ、山の芋、山椒、栗などです。

今回取り上げるのはその黒豆でつくる黒豆茶です。黒豆は大豆の一種です。黒大豆、ぶどう豆とも呼びます。黒豆が丹波でよく育つのは、この地が山間部の盆地にあり日中は蒸し暑く、夜は涼しくなるという寒暖差の激しい気候であるためです。

黒豆は既に弥生時代には大陸から日本に伝来したといわれています。そして丹波の地で最初に栽培がはじまったといいます。おせち料理の定番というと黒豆ですが、室町時代からと言われています。

黒豆は大豆ですからポリフェノールである”イソフラボン”が含まれています。イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促してくれますので、女性らしい体つきを維持してくれたり、更年期障害の予防、また骨粗鬆症の予防もしてくれます。

黒豆茶特有の成分としては”レシチン”というものがあります。レシチンは脂質の一種で細胞膜の原料となったり、コレステロールや中性脂肪を低下させてくれ脂肪肝を予防してくれます。

黒豆茶の特徴は豆由来の植物性のたんぱく質が含まれていることです。麦茶には炭水化物が含まれますが、代わりに黒豆茶はたんぱく質がはいっています。数値としては低いのですが、それでも日本人はたんぱく質不足なので黒豆茶はそれを補ってくれるのです。

お茶一般に含まれている成分ですが、サポニンは血圧を下げてくれたり抗インフルエンザという性質を持っています。

黒豆茶に入っていないのはカフェインなので、つまり黒豆茶はノンカフェインの飲み物です。なので妊婦さんや胃腸の弱い人でも安心してお飲みいただけます。

丹波篠山は名産のほかにも再建された篠山城大書院、大正時代建築、デカンショ祭りなど伝統的な観光施設や文化が多いので、観光に是非訪れてほしいと思います。

かかとから歩いて血糖値を下げましょう

”かかと落とし”というと格闘技の足技を連想してしまう人もいるかもしれませんが、ここはもっと健康によいものです。以前骨に刺激を与えると骨が強化される話をしましたが、今回は血糖値に関することです。

ここでいうかかと落としとは骨トレのことで、つま先立ちをしてかかとから着地する運動を繰り返せば、かかとの骨に刺激が与えられて骨の強化につながるということです。

骨細胞には新たな骨を生成する“骨芽細胞”と、古い骨を壊す“破骨細胞”があり、この二つの細胞がバランスよく新陳代謝を繰り返すことで骨の密度を一定に保っています。骨に刺激を与えると骨細胞の働きが活発化して新陳代謝が促されて骨が強化されるのです。

たとえば空手の人はわざと固い棒や時には金属バット使ってひざや腕を叩いて鍛えるということをします。瓦割が一番わかりやすいでしょうが、手とうやおでこで瓦を割りますよね。これらの修練はそれぞれの骨に衝撃を与えて骨の強化を図ってるわけです。

このため骨トレのためのかかと落としは、骨粗鬆症の人には効果的なのです。とはいえ一般の人はそこまでしなくても日常生活で不自由のない程度に骨の強化はできます。それが”かかと落とし”なのです。

しかしかかと落としは骨の強化だけではなく、血糖値を下げる効果も持っていることがわかってきたのです。

人間の身体は骨に強い衝撃が加えられるとオステオカルシンというホルモンが骨細胞で生成されます。これはたんぱく質の一種でもあるのですが、この成分が血糖値を下げてくれるのです。

よく食後に運動をすると血糖値が下がるといいますが、その理由の一つがこの骨への刺激から発生するオステオカルシンの働きです。

なのでかかと落としは大切なのですが、わざわざ時間をとってまでやりたくないという人もおられると思います。そういう人には普段の暮らしの中でかかとを使って歩くことを推奨したいと思います。

もう梅雨が終わって夏季にはいりましたので、裸足でサンダルなどをはいておられる方が多いと思います。ソールのうすいサンダルを履き、かかとからの着地を意識することで、骨の強化と血糖値の降圧が可能になります。

また最近街中でも定番になりつつあるビーチシューズ、マリンシューズなど、水に濡れながら使う薄目のシューズもお勧めです。これらのシューズは沢などで岩場の上を滑らずに歩くためにソールが薄くなっており、かかとの部分も薄くなっているためかかとから歩くとその衝撃が足の骨に伝わるのがよくわかるからです。

また普段から階段を使うことが大切です。特に階段から降りるときはかかとからの着地を意識すれば効果的です。また上がるときは一段とばして歩く、それが無理なら足裏がななめに着地するように階段を上るというのも効果的です。

気を付けてほしいのは、特に体重がある方は衝撃過多になり腰やひざを痛める可能性です。下肢の筋肉量が足りないと思われる方はまずそちらの筋肉をつけることが肝心です。筋肉はショックアブゾーバーの働きをして、地面からの衝撃を和らげてくれます。

睡眠時無呼吸症候群改善に役立つツールを紹介

前回呼吸について紹介しましたので、今回はその呼吸と深く関係する睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)について、TBSが放送している「名医のTHE太鼓判!」【最強の睡眠を教えます】★夏バテ&イビキ改善】で紹介された内容に沿って、その症状と対応法をここでも紹介したいと思います。

SASについて話す前に、まず”いびき”について話したいと思います。そもそもいびきとはなんでしょうか。いびきは睡眠中に呼吸しようとして、狭くなった気道を空気が通るときに出る音です。

その音の大きさはたとえば掃除機レベルの人がいます。声を出して掃除機並みの音をだすというのは難しいですよね。それがベットに横になって寝ているだけででるのですから、いかに体に負担をかけているかわかります。

番組ではこの状態を細いストローに風船をつけて膨らますことを体験してもらっていますが、それだけの負担が睡眠中の呼吸4000回毎にかかってくるわけです。4000回というのは睡眠時間7時間の人が睡眠時に呼吸する回数です。

朝起きたときに疲れが取れていない、なんとなくだるい、爽快感がない、充分な睡眠時間をとっているのに昼でも眠気がでるといった場合は、SASを疑ってみてもいいかもしれません。

それではなぜいびきとSASには相関があるのでしょうか。肥満気味だと首周りに脂肪がつきやすくなります。そうなると上気道が狭められて空気の通り道が狭くなってしまうのです。人間は呼吸をしなければ生きていけませんから、無理やり呼吸しようとして大きないびきになるのです。

大きないびきをかくということは気道が狭くなっている証拠ですから、呼吸が止まってしまう状態というのも起こってくるわけです。これが睡眠時の無呼吸症候群です。

またSASは高血圧とも関係があります。呼吸をするのは外気から酸素を体内にいれてエネルギーとするためですが、呼吸ができないで酸素が入ってこなくなると、心臓は鼓動を強くして血流を促して体の隅々まで酸素を運ぼうとします。なので血圧は上がるのです。

SASによる高血圧は薬では下がりにくく、SASを改善しないと高血圧も改善しないことが多いのです。なので肥満によるSASを根本的に改善するには生活習慣を見直し、体重を減らして気道を広げてあげることです。

次に呼吸法を変えることです。いびきと口呼吸とは関係があります。体重が増えて脂肪がつくと鼻腔の隙間も小さくなり、結果口呼吸に頼るようになります。このため寝相は仰向けになりがちで口を大きく開けて寝ていることが多くなります。

口呼吸は鼻呼吸と比べて脳に酸素が行きにくく、口呼吸に頼ると朝起きても頭がすっきりとしません。また日中口呼吸しているとあごが前に出て頭が後傾して肩や首に負担がかかって、肩こりや首残りにつながります。

なので鼻呼吸の習慣をつけるためにも睡眠中は口閉じシールを口に貼って鼻のみで呼吸を行えるようにしたらよいでしょう。睡眠中のいびきも止まります。

最後にSASが深刻化して体調に問題が出てるような場合は、お医者さんにCPAP(シーパップ)を処方してもらうという方法もあります。CPAPとは人工的に鼻から酸素を送り込む装置なのですが、月額5千円程度で利用することができます。

2018年7月2日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

呼吸をコントロールすることで感情をコントロールしましょう

呼吸は自律神経によって支配されていますので、普段は意識されませんが、一日に何回呼吸しているかご存知でしょうか。

答えは”2万回”になります。なので睡眠時の呼吸数は大体4000回となります。そのため睡眠時無呼吸症候群のように呼吸に大きな影響を与える症状がでると、体調にも悪い変化を与えることになるのです。

呼吸はほかの自律神経によって駆動される消化や循環と違って、自分の意識である程度コントロールできる点で特異です。呼吸を止めたり延ばしたり、深い呼吸をしたり浅い呼吸をしたりとある程度自分で操作できます。

呼吸によって自律神経のバランスは変わってきます。基本的には鼻から吸うと交感神経が働き、口から吐き出すと副交感神経が働きます。

ストレッチをやるときに呼吸を意識して、特に吐くことを意識するよういわれますが、これは吐くことで副交感神経を刺激してリラックスすることで、身体が伸びやすくなるからですね。

吸う時間の倍の時間を吐きながらストレッチをすると、いつもなら伸びない部分が意外と伸びたりします。逆に鼻からスっスっスっと息を吸うと、何となく体の内部から熱くなってきて、目が覚める感じがします。これは交感神経が働き出して身体に活がはいるからです。

一般的に肉体の構造上男性は吐くのが苦手、女性は吸うのが苦手と言われます。逆に言うと男性は吸うのが得意で、女性は吐くのが得意です。このため男性はより活動的感情的になりやすいですし、女性はよりリラックスかつ冷静になりやすいといえます。

なので呼吸を意識するときは男性は吐くことを、女性は吸うことを意識すれば自律神経のバランスが取れてくると思います。ポイントは吸うときは鼻から、吐くときは口からです。

最近”キレる”大人が増えているといいますが、これにはストレス社会ということもありますし、また日ごろから多くの人が呼吸を意識していないということもあると思います。

もし頭に血が上ったなら、鼻から吸って口からゆっくりと吐き出しましょう。2~3回もすれば怒りは落ち着いてしまいます。

このように呼吸は自律神経によって駆動されるといっても、ある程度は人間の意志でコントロールできるものですから、うまく使い分けてこのストレス社会を乗り切っていってほしいと思います。

2018年6月27日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff

加齢臭はどうふせぐ!?

人間、中年にさしかかると加齢臭が気になりだします。特に枕のにおいは本人でも気づくと思います。枕ににおいがつきやすいのは耳の裏側や首回りに加齢臭が発生する場所があるからです。

その他、背中、おでこ、鼻、脇、など上半身のほとんどは加齢臭の発生する場所になります。本人に自覚症状がでにくいのは、鼻からも匂いがでるのでその匂いに慣れてしまって気づかないからです。

このにおいの原因は「ノネナール」という不飽和アルデヒド(有機化合物)の一種です。これ自体は匂いはしませんが、皮膚表面の脂質や常在菌と結びつくと人間の鼻には独特のにおいが感じとられてしまうのです。

なのでお風呂に入った時は集中的にその部分を洗いましょう。またあがってからもタオルで集中的に拭いてほしいと思います。そのためにも髪も長髪よりは短髪のほうがよいでしょう。耳の上ぐらいまで髪を切っていれば匂いの発生部分が表に出るので洗いやすいからです。

また食習慣の改善も必要です。普段から脂っこいものや糖質過多の食生活をしていると匂いはどうしても強くなります。

喫煙習慣がある人、アルコールを普段からとっている人、歯磨きが不十分な場合も複合的に匂いが強くなります。

運動をすると汗をかきますが、その際汗腺につまってる不純物を外に排出してくれる働きがあります。こまめに汗をかいて、こまめにシャワーを浴びましょう。

よく加齢臭について男性、つまりおじさんを想像する人が多いのですが、女性にも加齢臭は発生します。女性は男性と比べれば発生しにくいことは確かですが、それは男性よりも脂質を取らない、普段から香料などにおいに敏感である、汗腺の数が少ないということが挙げられます。

体臭は口臭と並んで生活習慣のバロメーターです。最近匂いが強くなってきたなと思ったら、自分の生活習慣を見直す機会にしてほしいと思います。

また寝具も枕カバーなどは夏場は頻繁に取り換えましょう。寝るときは必ず寝間着に着替えて、寝具に外の付着物を付けないよう努力しましょう。

普段から汗をかきやすい人はかきにくい人と比較すれば匂いは強くなります。自覚症状がなくても、例えばシャツのえりの部分が茶色くなりやすい人などは、匂いが出てるかどうか自覚することで、周りの人へのエチケットにもなります。

2018年6月18日 | カテゴリー : 生活習慣 | 投稿者 : staff