夏バテ対策に酢

日本の夏は年々暑くなっており、もはや暑いというより熱いといった風情になっていますが、夏バテに負けずに頑張っていきたいものです、

夏バテに負けないための食材というものもたくさんありますが、今回お勧めするのは調味料としても定番の”酢”です。

酢というと”すっぱさ”がすぐにイメージされますが、あの酸っぱさの正体は酢酸(さくさん)にあります。酢酸には脂肪の吸収を抑える効果があり、たとえば脂っこい酢豚に酢が使われるのはそれも理由の一つです。

酢には血糖値の上昇を抑える働きもあります。なので糖尿病の方には酢は毎食でも召し上がられることをお勧めします。

ただし酢酸はその名の通り「酸」なので、歯のエナメル質を溶かしたり、胃壁を荒らしたりすることもあります。なので酢を摂取した後は歯磨きを忘れないようにしましょう。牛乳を飲むことで中和させるのも効果的です。

酢には酢酸のほかにアミノ酸やクエン酸が含まれています。これらの成分には疲労回復を早めてくれる効果があり、これが夏バテ対策に酢がお勧めされる理由になっています。

注意点は酢は確かにこれらの効能がありますが、摂り続けなければ血糖値も元に戻ってしまいます。なので毎日、できれば毎食お酢を使うようにしましょう。1日の目安は15ml、大匙一杯程度です。

酢にはたくさんの種類があって迷ってしまう場合もあると思います。有名なのは米酢、穀物酢、黒酢、リンゴ酢、バルサミコ酢などです。

穀物酢というのはトウモロコシや小麦などから摂れる酢のことです。黒酢は玄米からです。バルサミコ酢はイタリアの食材のぶどうからですね。

大事なのは酢酸の含有量なのですが、実はどれを摂っても酢酸の含有量はあまり変わりません。なので自分の好きなものを選んでくれたらいいと思います。

料理ではたとえばスープなどの汁物や煮込み料理にまぜるのもOKです。酢というと沸騰させると気化して飛んでしまうという印象がありますが、酢の沸点は水より高いので沸騰程度では飛びませんので安心してください。

中華料理とは酢豚というように酢ととても相性がいいですし、日本食でもお寿司には酢飯が使われています。お寿司に酢が使われるのは酢には雑菌の繁殖を抑えてくれる抗菌作用があるからですね。お寿司は生ものですから食材が腐るのを抑えてくれます。

ちなみに酢を飲めば体が柔らかくなるという話もありますが、残念ながらこの話はまちがいです。確かに酢には食材としてのお肉を柔らかくしてくれる効果がありますが、だからといって人間が経口摂取したからといって筋肉が自然に柔らかくなるわけではありません。

ただし酢を飲んで活力を得て、アミノ酸=たんぱく質をとって運動をすれば筋肉はつきますし、運動後にストレッチをすれば酢の疲労回復効果と合わさって摂取しなかった場合より柔軟性があがることは確かでしょう。なので運動前と後に酢を摂取してみましょう。

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