睡眠時無呼吸症候群改善に役立つツールを紹介

前回呼吸について紹介しましたので、今回はその呼吸と深く関係する睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)について、TBSが放送している「名医のTHE太鼓判!」【最強の睡眠を教えます】★夏バテ&イビキ改善】で紹介された内容に沿って、その症状と対応法をここでも紹介したいと思います。

SASについて話す前に、まず”いびき”について話したいと思います。そもそもいびきとはなんでしょうか。いびきは睡眠中に呼吸しようとして、狭くなった気道を空気が通るときに出る音です。

その音の大きさはたとえば掃除機レベルの人がいます。声を出して掃除機並みの音をだすというのは難しいですよね。それがベットに横になって寝ているだけででるのですから、いかに体に負担をかけているかわかります。

番組ではこの状態を細いストローに風船をつけて膨らますことを体験してもらっていますが、それだけの負担が睡眠中の呼吸4000回毎にかかってくるわけです。4000回というのは睡眠時間7時間の人が睡眠時に呼吸する回数です。

朝起きたときに疲れが取れていない、なんとなくだるい、爽快感がない、充分な睡眠時間をとっているのに昼でも眠気がでるといった場合は、SASを疑ってみてもいいかもしれません。

それではなぜいびきとSASには相関があるのでしょうか。肥満気味だと首周りに脂肪がつきやすくなります。そうなると上気道が狭められて空気の通り道が狭くなってしまうのです。人間は呼吸をしなければ生きていけませんから、無理やり呼吸しようとして大きないびきになるのです。

大きないびきをかくということは気道が狭くなっている証拠ですから、呼吸が止まってしまう状態というのも起こってくるわけです。これが睡眠時の無呼吸症候群です。

またSASは高血圧とも関係があります。呼吸をするのは外気から酸素を体内にいれてエネルギーとするためですが、呼吸ができないで酸素が入ってこなくなると、心臓は鼓動を強くして血流を促して体の隅々まで酸素を運ぼうとします。なので血圧は上がるのです。

SASによる高血圧は薬では下がりにくく、SASを改善しないと高血圧も改善しないことが多いのです。なので肥満によるSASを根本的に改善するには生活習慣を見直し、体重を減らして気道を広げてあげることです。

次に呼吸法を変えることです。いびきと口呼吸とは関係があります。体重が増えて脂肪がつくと鼻腔の隙間も小さくなり、結果口呼吸に頼るようになります。このため寝相は仰向けになりがちで口を大きく開けて寝ていることが多くなります。

口呼吸は鼻呼吸と比べて脳に酸素が行きにくく、口呼吸に頼ると朝起きても頭がすっきりとしません。また日中口呼吸しているとあごが前に出て頭が後傾して肩や首に負担がかかって、肩こりや首残りにつながります。

なので鼻呼吸の習慣をつけるためにも睡眠中は口閉じシールを口に貼って鼻のみで呼吸を行えるようにしたらよいでしょう。睡眠中のいびきも止まります。

最後にSASが深刻化して体調に問題が出てるような場合は、お医者さんにCPAP(シーパップ)を処方してもらうという方法もあります。CPAPとは人工的に鼻から酸素を送り込む装置なのですが、月額5千円程度で利用することができます。

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