国産小麦の消費量が増え始めてる理由

外国産小麦と国産小麦では育っている土壌、使っている水、風土の違いから風味には大きな違いが出てきます。外国産はハード系といわれる固めのパンが多く、香りも独特で強いです。フランスパンなどが代表的ですよね。

それに対して国産小麦で作られたパンはやわらかくて、もちもちとした食感で、簡単に手でちぎれます。あんぱんなどが代表的でしょうか、パン単体で味わうというよりはほかの食材と組み合わせてパンをつくります。

戦前は日本もかなりの小麦生産量を誇っていましたが、戦後は外国産のものを大量に輸入するようになりました。小麦はもともと雨量の少ない土地で栽培される作物ですから、どうしても大量生産される外国産に効率性では劣ってしまいます。日本では梅雨のない北海道が主な生産地です。

そんな中でも最近は生産量が微増し安定し始めたので、大手の食品会社も差別化の一環として国産小麦を使い始めています。

ピザでも本格的なところは、国産小麦を使い始めているところが増えているようです。外国産、特にイタリア産は香に優れ、国産はもちもちとした食感がやはり日本人には受けるようです。

日本人はやはり柔らかくてもちもちとした、おもちのような食感を求めるところがあります。ただそれも戦後日本人の味覚が変化してきたことが大きいように思います。

小麦よりも日本人になじみのあるお米の人気品種の変遷を考えるとわかりやすいと思います。今では日本人不動の人気銘柄というとコシヒカリですが、その前はササニシキでした。コシヒカリの食感はもちもちで、ササニシキはあっさりとしています。

食生活の変化で固い食べ物から柔らかい食べ物へと嗜好が変化してきたことがわかります。前回記事にしましたそうめんも、最近は国産小麦を使うところが増えてきているようです。

最近は例えば食パンだけを専門に販売する高級食パンのジャンルも出てきました。そこで使われる小麦粉は北海道産のものを使っているところが多いそうです。やはりもちもちとした食感と小麦の甘さが味わえるからです。

ただし外国産と比べて国産小麦の価格はどうしても割高になってます。多少割高でもおいしいパンやピザを食べたいというハイエンドの消費者が増えてきたのが、国産小麦が見直されている理由だと思います。

This entry was posted in 食事. Bookmark the permalink.