食欲がなくても活力になるそうめん

もうすでに暑い日が続いて、そうめんの季節がはやくも来ようとしていますが、改めてそうめんとはどのような食品なのでしょうか。

そうめんというと大阪の人間にとっては奈良の「三輪そうめん」が身近なものですよね。奈良県桜井市のあたりは三輪そうめんの工場が立ち並び、三輪そうめんは日本のそうめん発祥の地として有名です。

三輪そうめんは大神神社(おおみわじんじゃ)と深く由緒があります。大神とかいて”みわ”と呼ぶように、大神神社の御神体は三輪山そのものです。この神社の宮司の息子さんが三輪山の風土には小麦栽培が向いているということで始めたそうです。

桜井市というと去年のことですが、全国で初めて「そうめん条例」が制定されたことでも有名です。この条例は三輪そうめんの伝統とブランドを市民と自治体一緒に守っていきましょうという趣旨の条例です。

奈良から少し離れますが、瀬戸内海に浮かぶ小豆島もそうめんで有名ですよね。小豆島のそうめんの特徴は麺を延ばす際に使う油に”ごま油”を使っていることです。そのため麺の色が黄色がかっていて、麺にこしと弾力があります。実は小豆島のそうめんは三輪から伝来したものです。

もともとそうめん文化は中国の遣唐使を通じて日本にもたらされたといいます。石臼・醤油・味噌・納豆・ごま油などとともに、そうめんの原形といわれる 「索餅(さくべい)」も伝わったと考えられています。

この索餅という食べ物ですが、米粉と小麦粉を混ぜて縄のようにねじってつくったものです。昔は七夕のお供え物だったといいます。まるでドーナツみたいですね。実際牛乳と砂糖を加えて揚げればドーナツです。このさくべいがなまってさくめん、そうめんとなったと推測されます。

そうめんの特徴は他の麺類と比較してたんぱく質の割合が大きいことです。なので筋力を維持したい高齢者の方に向いている食材だといえます。ただしそうめんは先ほども言いましたように、麺を延ばす際に油を使いますのでその分カロリーが高くなります。

そうめんにはこのほかめんつゆも栄養分に貢献しています。以前(夏バテにめんつゆが効果的な理由)にも書きましたが、めんつゆは欽ちゃんがランニングのお供にするぐらい夏の暑さ対策に優れているのです。年々暑くなる日本ですが、そうめんを食べて活力を維持していきましょう。

This entry was posted in 食事. Bookmark the permalink.