動脈硬化がうむ突然の体の不調

名わき役で有名な俳優の大杉漣さんが先日亡くなられましたが、詳しい原因はよくわかっておりません。ただ伝えられるところによると心筋梗塞の可能性が高いそうです。

俳優というと阿藤快さんも先年なくなられましたが、阿藤さんは大動脈瘤破裂だったそうです。お二人ともとても元気よくテレビのロケ番組もこなしており、唐突な印象はぬぐえません。

こういう突然死の根本原因には動脈硬化が挙げられます。動脈硬化とは血管の内部が固くなって狭くなり、血液が流れにくくなる症状です。心筋梗塞も大動脈瘤も心筋梗塞が原因です。

お二人に共通する前兆としては、阿藤さんについては背中痛、大杉さんについては腹痛を訴えられていたといいます。なので本人も周りの方もその痛みの原因が血管にあるとは気が付かないことが多いのです。阿藤さんは背中痛をマッサージで紛らわせていたといいます。

放散痛は背中、腹痛以外にもいろんな部分にでます。例えば奥歯、あご、肩、うで、みぞおちなどです。つまりほぼ上半身全部です。その時にならないとどこに出てくるのかはわかりません。

心臓への不調は一定の確率で起こってしまうものです。不幸にも起きてしまった場合はとにかくできるだけはやく病院に駆け込むことです。分単位でのカテーテル治療が大切になります。

しかしやはり大切なのは事前の予防です。

予防法は長期的なものです。生活習慣、食べすぎ、喫煙を控えて、肥満や高血圧の改善を図ります。歯磨きも大切です。最近は歯周病菌が動脈硬化に影響していることがわかってきたからです。

動脈硬化への検査も大切です。40歳を超えて生活習慣、体重、血圧に問題がある場合は検査をお勧めします。

阿藤さんも大杉さんも俳優らしくスリムで健康でした。大杉さんはサッカーフリークで知られ、自分の作ったサッカーチームで活躍されるほどでした。阿藤さんもゴルフが好きでよくプレーしていたといいます。

ただし俳優という仕事柄、時間帯が不規則で外でのロケは体に負担をかけていたことは想像できます。また特に大杉さんは壮年になってから売れっ子になり仕事量が増えていったこともあり、年齢的にはキャパ以上の仕事量を抱えていたこともあったと思います。

俳優というのは見られる仕事ですので、普通の人よりもストレスがかかる職種であることは間違いありません。阿藤さんは69歳、大杉さんは66歳といいますからやはりよく似た年齢だったことがわかります。外見は若く見えても、血管年齢はそうではないということもあります。生活習慣を改善しながら検査も忘れずに受けてほしいと思います。

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