ちゃんこ鍋は冬の強壮剤

”ちゃんこ鍋”というとお相撲さんが食べる鍋料理のことですよね。各相撲部屋には食事当番であるちゃんこ番がいて、ちゃんこ長が味をみます。大阪にもちゃんこ鍋のおいしいお店がいくつかありますが、もともとはお相撲さんでちゃんこ番を長く勤められた方のお店が多いです。

そもそもなぜ相撲部屋では鍋料理が人気かというと、なにより大量にご飯を作るときに効率的かつ経済的だからです。効率的というのは一々出汁をとる必要がないからです。色々な具材をいれて煮込めば自然と出汁がでてきますし、個人個人が自分が食べたい分だけ食べればいいので、後に残しません。

”ちゃんこ”の語源は諸説ありますが、一番もっともらしいのは、「ちゃん」というのは親もしくはお父さんを意味していて、親方と弟子(こども)が一緒に食べるのでちゃんこ鍋になったという説です。親を”ちゃん”と呼ぶのは、少し古いですが子連れ狼という時代劇ドラマでもこどもが父である侍をちゃんと呼んでいたようになじみのある言葉です。

ちゃんこと言うと具材には主に鳥肉や白身魚、エビなどがはいっています。鶏肉がはいっているのは栄養面の理由もありますが、鳥が2本足であることが大きいです。力士にとって2本足で立つというのはゲンがいいからです。

土俵上で四本足だと負けを意味しますからね。そのため豚さんや牛さんはちゃんこ鍋では使用されないのです。鳥のもも肉やつくね、手羽先などが具材としてよく利用されます。ゲンがいいという理由ではかつおもよくお相撲さんは食べます。かつおとは”勝つ魚”でやはり縁起がいいからです。

ちゃんこというと太るために食べるというイメージがありますが、一般人が食べる分にはそんなことはありません。お相撲さんは太る食べ方をしているから太るのであって、一般人が食べたからと言って特に太るよいうことはありません。

特に具材に大量の野菜を使えばカロリーで問題になることはありません。よく使われる野菜は白菜、キャベツ、しいたけ、にんじん、大根、しめじ、しゅんぎくなどです。これだけ多彩な野菜を食べれるのはやはり鍋料理の良さですね。

鍋料理の良さはいろんな食材をまとめて召し上がることができることです。特に鶏肉とお野菜のバランスがちょうどよいのです。良質なたんぱく質とビタミンの組み合わせが体を組成してくれますし、免疫力も向上させてくれるのです。

まだまだ寒い季節が続きますが、自宅で体の芯から温まるちゃんこ鍋を楽しんでもらいたいとお思います。

This entry was posted in 食事. Bookmark the permalink.