茅ケ崎が今健康面で注目される理由

神奈川県南部にある茅ケ崎という町があります。関西ではなじみのない街ですが、太平洋に面していて、加山雄三さんや江の島などマリンスポーツが盛んな温暖な街として知られています。その茅ケ崎が今健康の面で注目されています。

その茅ケ崎ですが週刊現代の今週号で、『茅ケ崎「最後は自宅で」を叶える街の秘密』という特集をしていますので、その内容をここでも簡単に紹介したいと思います。

なぜ茅ケ崎という地域が注目されているのかというと、茅ケ崎は平均寿命が比較的長い上に、病気ではなく老衰で亡くなる人の割合が日本で一番多いことがデータから明らかになっているからです。茅ケ崎での老衰で亡くなる割合は全国平均の約2倍だといいます。

これについてどのような要因があるのか、紙面ではいくつかの理由を明らかにしています。

まず茅ケ崎には大きな病院がないそうです。住民の方は小さなクリニックをよく利用するそうですが、このため在宅医療の制度が整っているそうです。具体的には「在宅療養支援診療所」の数が多いのです。在宅療養をされる方のために、その地域で主たる責任をもって診療にあたる診療所のことです。なので安心して自宅で家族と一緒に療養できるというわけです。

茅ケ崎という地域は”程よい田舎”であり、大都市である横浜や東京に比較的近いために、子供さんが独立しても同じ町に住み続けることが多くて、病気になっても自宅でのサポートが得やすいそうです。

またほどよい田舎であることは人間関係をつかず離れず、ほどよい距離感で居心地がよく、長く定住したいと思わせる要因になっているそうです。

茅ケ崎は空襲を免れたために曲がりくねった細い道が多く、自動車よりもサイクリングやランニングに適しているそうです。このため住民は普段の足として自転車をよく利用するそうです。

サイクリングの健康効果についてはグラスゴー大学の研究結果が紹介されています。それによれば公共交通機関や車を利用する人と比較して、自転車利用者のほうが、がん発症率で45%、心臓病リスクは46%も低下するといいます。

さらに茅ケ崎は坂の街でもあります。普段からある程度の負荷がかかる坂道を歩くことによって足腰が鍛えられ、寝たきりになるリスクを下げてくれるのです。

このような特質は世界一の長寿地域である香港とよく似ているといいます。香港も核家族化が進んでおらず、3世代が同居している環境にあり、坂の街で道が細くてくねくねしており、自転車や徒歩のほうが向いている土地柄です。

温暖で海も山もある、程よい田舎、坂のある細かい道が続き、自転車利用率が高い、そんな街は関西にもあると思います。

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