高齢者が切れやすくなる理由は!?

最近いわゆる”キレる”高齢者の方が増えているといいます。何気ないことでイライラしたり、大声をあげてしまったり、手を出したりして犯罪になってしまうケースも出てきています。その原因としては複合的なものがあげられます。脳科学的、社会的に、高齢者の感情を刺激しやすい環境ができてしまっていることが原因として挙げられます。

まず脳科学的に”怒り”というものを理解してみたいと思います。怒りや喜びなどの感情は主に脳の原始的な部分である「大脳辺縁系」で起こっています。これらを制御する理性的な役目をするのが「前頭葉」と呼ばれる部分でです。

なのでこの前頭葉が何らかの理由で劣化すると怒りの感情などを抑えられなくなり、怒りっぽくなったり、例えば涙もろくなったりしてくるようになります。例えば認知症などでも前頭葉の劣化から生じるものもあり、その場合は性格の変化につながるのです。

なので脳科学的にはこの前頭葉への理解が怒りへの対処法に役立つのです。

この前頭葉が怒りを鎮めるのに要する時間が約6秒だといわれています。なので怒りを覚えたとしても、最初の6秒間は意識して我慢しましょう。そうすると怒りの感情は続かないので、だんだんと冷静になっていきます。

もう一つ、高齢者が切れやすくなっている理由として、急速な情報化社会の変化があります。高齢の情報の取り方は主に新聞紙やテレビなどのマスメディアでしたが、今はスマホで済むようになり、高齢者の方がそれに追随しようとしても、操作方法が難しくて理解できないとなってくると、フラストレーションがたまってしまいます。

また高齢者には仕事から引退している方が多く、それが人間関係の大きな変化につながります。特に趣味から人間関係を作る女性の場合と違って、男性は仕事から人間関係を作るので、引退すると戸惑ってしまうことが多いのです。そうなると孤独感を感じ、それがイライラの理由になってしまうのです。

また怒りの感情がわいてくる原因の一つに交感神経と副交感神経のバランスが崩れていることがあります。そこでお勧めしたいのが炭酸水です。交感神経を抑制して副交感神経を優位にしてくれて、興奮を鎮めてくれます。はじめは飲みなれないかもしれませんが、今ではコンビニでも普通に売っていますし、飲みなれると癖になると思います。

このほか、ビタミンB1,たんぱく質, DHA、カルシウムなどが良いとされています。よろしくないのはやはり炭水化物などの糖質ですね。糖質を摂取すると一時的に血糖値があがり、それとともに脳内からドーパミンなどの快楽物質が放出され、一時的には気持ちがよくなりますが、血糖値が落ち込むと逆にイライラしてくるようになります。

このようにキレやすい高齢者の原因は一つだけではありません。周りの人もこのような事情を理解して暖かく見守ってほしいと思います。

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