生涯現役だった日野原重明さん

日野原さんというと聖路加病院の長年の院長さんでした。105歳でお亡くなりになるまでお仕事を続けられ、まさに生涯現役を貫かれた人生でした。

日野原さんというと、かつては運動不足や肥満などの「成人病」とよばれていたものを「生活習慣病」に改めさせたというのをみても、日野原さんが重視していたのは病気を治す医療ではなく、病気にならないようにする予防医学でした。

またオウムサリン事件の時に聖路加病院を開放して患者さんをたくさん受け入れたことは有名です。聖路加病院のロビーは初めから大量の患者さんの受け入れを想定して広く開放的に作られていたといいます。これは日野原さんの東京大空襲の経験から来ているといいます。

空襲によってやけどをおった重症の患者さんがどんどん病院に運ばれてきても、受け入れるスペースもなくベットもなく薬もなかったといいます。そのためロビーにマットレスをしいて患者さんに対応したのです。日野原さん自身が生き地獄という経験を経て、その教訓が聖路加病院に生かされているのです。

よど号ハイジャック事件にも遭遇して、3日間機内に閉じ込められたこともありました。そこからの窮地を脱出して、日野原さんはこれからの自分の人生は与えられた人生であり、人のために尽くそうと決意したといいます。

日野原さんの健康法の特徴はよく寝て、よく食べ、よく動くです。睡眠はうつぶせ寝、食は一日一食夜だけとかなり特徴的です。一日の摂取カロリーを1300カロリーと定めていました。これは飽食のマウスよりハングリーなマウスのほうが長生きしていたという研究結果からだといいます。

いつでもポジティブに楽天的な性格が日野原の長寿の秘訣だったと思います。ストレスをためないひょうひょうとした性格、なんにでも興味をもってやってみるという旺盛な好奇心と行動力は、90歳を過ぎてから指揮者に挑戦するなど実行力も併せ持った人でした。日野原さんの口癖は「人間は何歳からでも生き方を変えられる」でした。

日野原さんの著書といえばベストセラーにもなった「生き方上手」です。今でも購入できますので、関心を持たれた方はどうぞ。

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