人間とカビの切っても切れない関係

今年も6月にはいってあっというまに半年が過ぎようとしています。じめじめとした梅雨の季節に入りましたね。

梅雨というとカビですが、実は人間とカビには深い関係があります。一番よく聞く話は水虫ですね。水虫は”白癬”と呼ばれるカビが足の角質層に侵入して起こるかゆみの症状のことです。白癬菌が一旦皮膚表面の角質層へ侵入してしまうと、角質層のケラチンという成分をエサにして定住・増殖します。

ケラチンは基本的に人間の体表のどの部分にも存在します。なので別に足裏に限らず、頭やおなか、爪などにも感染します。特に今のような梅雨の時期は水虫が繁殖しやすい典型的な季節です。今までは水虫は男性にかかりやすい病気だといわれていましたが、女性もブーツなど履くようになって水虫に罹患する人は増えているようです。

このように閉鎖的な空間で湿度が高くなるような環境ですと、人間にもカビが発生することがあるのです。たとえばイヤホンをずっとしていると耳の中にカビが発生することがあります。イヤホンで耳をふさぐと中が蒸し風呂状態になりますから菌が繁殖しやすくなります。外耳道という耳穴から鼓膜まで続くルートに外耳道真菌と呼ばれるカビが発生するのです。物が聞こえにくかったり、耳に痛みが生じるなどの症状があります。

肺炎は免疫力の低下しているときにかかりやすい病気です。なので免疫力の劣った高齢者や子供などにかかりやすい病気ですが、その原因はウイルスや細菌、または真菌と呼ばれるカビです。カビによる肺炎は例えば冷暖房の送風によって運ばれたカビが肺胞の中に入ることで起こります。また加湿器の水槽の中にも真菌が発生しやすく、室内を浮遊して口から肺にはいることもあります。

このように梅雨や夏の暑い季節になって生じる”夏型過敏性肺炎”というトリコスポロンというカビが起こす肺炎が増えてきています。

このように部屋の壁や浴槽の表面だけではなく、人間の外と内にもカビというものは繁殖する力と性質を持っています。ですので、雨のない晴れの日にはできるだけ窓を開けて換気する時間をつくってたり、冷房の掃除もこまめにしっかりやりましょう。なにより免疫力が落ちないよう、健康的な毎日を送ってほしいと思います。

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