楽しく続ける腰掛タップダンス

今はパナソニックと合併した三洋電機の元会長だった井植敏さんが考案された腰かけながらのタップダンス、略して「腰掛タップダンス」がテレビで紹介されていましたので、ここでも紹介したいと思います。

腰掛タップダンスの最大の特徴はその腰掛によってより長時間足の運動に集中できることです。起立した状態でタップダンスを行うと全身運動になるために、どうしても転倒の危険性が高まりますし、習熟するまでに時間がかかってしまいます。また体力も必要になってきます。腰掛ダンスだとその心配はいりません。

腰掛といっても大腿二頭筋を持ち上げていますので、ここの筋肉を使うことで、人間の体の中で一番大きな筋肉を大きく動かすことにつながります。また大腿二頭筋をうごかすためには背筋、腹筋の強化にもつながりますので、体幹の強化にもつながるのです。

大きな筋肉を動かすことで、脳を活性化してくれるホルモンの分泌を促すことになり、タップダンスは日常生活で必要な筋力の強化とともに、認知症予防にもつながるのです。

また腰掛タップダンスの良さは骨強化につながることです。骨の強化には骨を振動させる刺激が必要なのですが、タップダンスは足裏やかかとを使って音を鳴らすダンスなので、まさに骨への刺激を与えるのに効果的な運動なのです。

タップダンスの良さはそのリズムあふれる音にあります。特に介護施設では集団で運動をすることが多いのですが、リズム感あふれる運動をすると全体が活気づいてみんなが笑顔になれるのが良いですね。ある程度習熟の差がでますので、競争心が働いて頑張ってついていこうとするモチベーションも大切です。

腰掛タップダンスで使われる基本的な動きは「スタンプ」と「ブラッシュ」です。スタンプは足の裏をフラットにして床にたたきつけて音を出す動きで、ブラッシュは足裏の前の部分のみで床をたたいて音を出すことです。この2つの動作と音を組み合わせることで、タップダンス独自のリズムを生み出すのです。

腰掛タップダンスは大阪を中心に関西のいくつかの都市で教室が開かれていますので、関心を持たれた方はのぞいてみてほしいと思います。

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