缶詰は賞味期限真近のほうがおいしい!?

以前お肉の熟成について紹介したことがありましたが、最近は缶詰についても長期間寝かせておいしくさせるということがトレンドになっているようです。NHKの情報健康番組「試してガッテン」で昨今の缶詰事情について紹介されていましたので、ここでもその一部を紹介したいと思います。

缶詰というと結構賞味期限を機にされる方も多いと思いますが、缶詰もある程度寝かせたほうがおいしいといいます。これはいわゆる発酵食品のように発酵することでうまみ成分が出てくるからではありません。

缶詰に長く密封されていると、食材の筋繊維がゆるんだりして細胞間の間に隙間ができます。その隙間に一緒に閉じ込められている周りの調味料などが浸潤していって、豊潤で熟成された味に仕上がるわけです。普通であればそれだけ長い時間熟成していると腐敗してしまうものですが、缶詰のなかで密封されているので腐敗しないで済むわけです。

スペインも日本と同じ缶詰大国ですが、表示記載には賞味期限ではなく熟成期間~カ年と記載されています。そして熟成期間が長いものほど売れているわけです。日本では缶詰賞味期限切れが近づいている缶詰ほど前に陳列されていると思いますが、本当は缶詰は後ろのほうが熟成されていて良いのですね。

日本では基本製造日から大体3年経過した日を賞味期限として定めているので、賞味期限から3年割り引いたものが製造日となります。そこから今日の日付までの期間が熟成期間となります。ほとんどの缶詰が基本3年以上熟成させたもののほうがおいしくなっていますので、安心して賞味期限に近い缶詰から購入してほしいと思います。

もちろん個人の好みはありますので、缶詰でも新しいほうがやっぱり良いという方は新鮮な缶詰を選んでほしいと思います。一般的には新鮮な缶詰は味が分離しているのに対して、熟成させたものは味がまろやかになるといわれています。

本来、食べ物を腐敗させないで熟成させるには大変な手間がかかりますが、缶詰製品は製造業者さんのほうですべて行ってくれているので、非常にコスパのよい手ごろな食べ物だといえます。

日本はなんでも缶詰にしてくれる缶詰大国だといえますし、同時に地震大国でもあります。非常食としても重宝される缶詰ですから、ストックしておいてしばらく手を付けていなくてもますますおいしくなるわけですし、缶詰の効能をもう一度認めてもよいと思います。

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