幸福度を高める”ヒュッゲ”の精神

”幸福度指数”という指標があります。この指標で国際的に毎回トップクラスなのは北欧のデンマークです。そのなかで最近のキーワードは「ヒュッゲ」という言葉です。

ヒュッゲというのはデンマーク語で ”心地良い時間や空間”を表す言葉です。”巣ごもり”と称する人もいます。家の中で自分の愛するインテリアに囲まれながら、家族や友人たちとなんとはなしの時間を思い思いに過ごすという環境を表す言葉です。

北欧の人たちはこの巣ごもりを芸術、文化の一部にまで高めたのです。デンマーク人はこのヒュッゲの時間と空間を家族や友人、知人と大切にするのです。

今は働き方改革といって労働時間をできるだけ短くしようと国も動いているようですが、デンマークなど北欧諸国はもともと労働時間の短い国々です。

労働時間が短いだけではなく、日照時間も短いため、必然的に家に滞在する時間が長くなります。なので北欧ではインテリアの重要性が高まり、北欧家具なども世界的に評価されているわけです。

これには外食した場合のコストが非常に高いということも一因になっているようです。というのは外食をすると25%程度の消費税がかかってくるからです。日本の消費税のおよそ3倍ですね。高いお金(税金)を払って外で食事するぐらいなら、お家で食べなれた家庭の味をみんなで和気あいあいと味わいたいということでしょう。

北欧の日照時間が短いのは緯度の高さだけではありません。例えばデンマークでは一年間の降雨日数が170日を超えるようです。これは日本で最も降雨日数の多い石川県や鳥取県の165日と並ぶ数字ですね。

実は日本で最も幸福度の高い都道府県というと北陸の県がトップに上がることが多いのです。今なら福井県や石川県、富山県などですね。北陸地方は北欧と同じく豪雪地帯でかつ日照時間も短い地域です。

北欧と北陸、なんだか似ていますね。実際北陸の方は家族愛が強く、今でもおじいちゃんとお孫さんが3世帯で一緒に暮らすご家庭が多いそうです。

デンマークのようなヒュッゲの精神を日本人も見習いたいところですが、そのためにはまずは”健全なる怠惰”を意味するヒュッゲの精神というか余裕を許容する個人と社会の理解が必要になってくると思います。

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