イチロー、カズに学ぶ長く競技生活を続ける秘訣

サッカー界のレジェンドといえば三浦知良選手、野球界のレジェンドといえばイチロー選手で間違いないと思いますが、お二人に共通している点を挙げていきたいと思います。

まず準備運動の入念さ熱心さです。イチロー選手も三浦選手も、ベテランにもかかわらずほかの選手よりも早くトレーニングに入り、入念な準備運動を始めます。

次にルーティンです。イチロー選手の打席に入るまでのルーティンはよく知られていますね。ほとんど神経症的なまでのこだわりで一連の同じ動作を何十年も繰り返しているのです。これについて三浦選手は新聞のコラムでイチロー選手をほめていたことがあります。

また二人とも余計な脂肪や体重はつけないことです。どちらも体脂肪率に気を配り、余計な筋肉や脂肪をつけて体を重くしないという点で共通しています。三浦選手は一日に何度も体重計に乗るといいます。

二人とも一度筋肉をつけすぎて失敗しています。三浦選手イタリアはセリエAのジェノバ時代に筋肉をつけすぎてスピードを落としてしまいましたし、イチロー選手もオリックス時代にシーズン当初はつけすぎた筋肉の重みでフォームを崩していたといいます。

その教訓から、三浦選手はイチロー選手が重視する「初動負荷理論」に基づいたトレーニングを行う鳥取県の”ワールドウィングジム”に参加して学んだこともあります。

イチロー選手もカズ選手も長い競技生活にもかかわらず、体にメスをいれたことがないそうです。これは驚異的なことです。とくに節々の腱や軟骨などはトレーニングとともに摩耗していき、一旦劣化すると回復しません。ここの部分の故障によって引退を余儀なくされる現役選手は数え切れません。

やはり入念で地道なストレッチと柔軟体操、そして細かい体重管理と強い体幹に支えられた正しいフォームが、余計な負担を肘や膝にかけずに長く健康保っている秘訣だと思います。

野球選手はサッカーのように長時間走り続けるスタミナは必要ありません。ですのであくまでもサッカーと比較すればですがベテラン選手でも通用する余地は多いと思います。ただしそれでも多くの選手が短い競技生活で引退していくのは、年齢による動体視力の低下が避けられないからというのもあると思います。

これはイチロー選手も例外ではありません。動体視力は20歳をピークに徐々に低下し始め、30代40代でその低下が加速します。イチロー選手の体全体の筋力については衰えはなくても、動体視力の低下はやはり年齢相応に出ているはずです。

また筋力自体の衰えはなくても、その回復力はやはり年齢相応に遅れが出てきます。イチロー選手もシーズン当初は調子が良かったのですが、そのあとフル出場に近い状態で試合に出続けたことにより成績が急降下してしまったシーズンがあります。

そのあと監督の指示で定期的に休みを取りながらの出場で、好成績を保つようになっています。やはりイチロー選手といえども回復力の衰えはあるようです。だからこそ、練習後の入念なアフターケアが大切になってきます。イチロー選手も三浦選手も長い時間をかけて念入りにストレッチをしてそのケアを怠りません。

三浦選手は一試合フルに試合にでれなくても、与えられた短い出場時間の中で一瞬の動きで結果を出すことを目的にしています。短い時間なら全盛期に及ばないまでもそれに近い力をだすことができる、その一瞬にかけてチャンスをうかがっているのです。

イチロー選手も長い競技生活の中でも例外的な途中出場での参加が増えてきましたが、それでも良い結果を残しています。常に準備を怠りなく、ルーティンをしながら出場のチャンスを生かそうとしているのだと思います。

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