その頭痛は酸欠からかもしれません

原因不明の頭痛に悩まされている人も多いと思います。頭痛というのはなかなか原因がわかりづらく、持病の人は大変なことが多いのです。しかし最近頭痛の原因について新たな指摘がでてきました。

それは「酸欠」による頭痛です。特に冬場マスクをつけることを習慣にしている人で、頭痛を覚える人が出てきているのではないかといわれています。

冬にマスクをするのは風邪予防のためですが、これはウイルスをマスクによって入れないというよりは、のどを乾燥させずにウィルスの蔓延を防止する効果を期待してのことです。

しかし、マスクをするということは必然的に多少なりとも酸素摂取量を下げることになります。マスクをつけることで酸素摂取量が減少し、脳への酸素量が減ることで、一種の急性の疑似高山病の症状が出ているのではないかという推測です。

とはいえこれについては疑問もあります。マスク程度でそこまで酸素摂取量が減少するのだろうかという疑問です。特に最近のマスクは通気性の良いものが多く、マスクをすることでそこまで酸素摂取量が減るのだろうかと考えるのももっともなことです。

一般的には、北アルプスなど標高が2000メートル級のところで、酸素量は20%程度低下し、富士山の3000メートル級では、酸素量は40%程度低下するといわれています。そして高山病が発生するのは、標高2000メートル程度からといわれていますので、酸素量が20%程度低下すると、頭痛や吐き気などを訴える人が出てきてもおかしくはないということになります。

マスクをつけるだけで酸素摂取量が20%も減少することがあるのか、については科学的な分析を待ちたいと思います。ただしマスク以外の複合的な要因で、一時的でも酸素摂取量がそれなりの割合で減少することはあるかもしれません。

例えば冬の間にマスクをしながら、満員に近い朝の通勤列車に乗ることを考えてみましょう。満員でも今の列車には最新の換気設備が備わっているので、そこまで外気と比べて酸素量が極端に少ないというわけではないと思います。

しかし満員列車では他人との接触から呼吸が薄くなっているはずです。冬場だと首元を締め付けるようなマフラーや上着を着ているので、さらに酸素摂取量は減少していることも考えられるでしょう。学校でも冬場は暖房が入っていて換気を怠ると、教室内での空気に含まれる酸素量は減少してしまうでしょう。

そうなると酸素摂取量が20%程度、通常の場合と比較して下がることはありうるかもしれませんね。

現在このように酸欠による頭痛が実際症状として表れているのかについて、医学的見地から研究分析がされているわけではありませんが、可能性としてはありうるということは言えるかと思います。

冬場、特にマスクをしてから頭痛を覚えることが多くなったと感じる人は、一度外に出て大きく深呼吸をして新鮮な酸素をたっぷりと体内に取り込んでみましょう。それによって頭痛の症状が改善されれば、やはり酸欠状態であった可能性はあると思います。

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