その物忘れは隠れ貧血かも!?

鉄分が不足しがちになるといろいろな症状が出てきます。鉄は血液中のヘモグロビンと結びついて体の隅々にまで酸素を送ってくれるからです。

したがって鉄分が不足すると、いろいろな臓器に酸素がいきわたらなくなり、様々な症状が出てきます。例えば脳に酸素がいかなくなれば、物忘れの症状が出てきます。若いのに最近物忘れが激しいなと思ったら、若年性アルツハイマーを疑う前に貧血の可能性を考えてみてください。

貧血にはそのほか冷え性、頭痛、めまい、髪の毛が抜ける、食欲低下、うつ、疲労蓄積、手足がむずがゆくなって来るなどの症状があります。ですので単一の症状だけでなく、複数の症状が出ている場合は貧血の可能性が強いのです。

ただしただの貧血状態を見るには血液検査でヘモグロビン値やヘマトクリット値をみればわかるのですが、その値が正常であっても貧血が隠れていることがあります。これがフェリチン不足による隠れ貧血です。

フェリチンとは貯蔵鉄を意味します。ヘモグロビンが当座の鉄分を供給してくれるとすれば、フェリチンとは肝臓に一時的に貯蔵されている不要不急の鉄分のことです。

体内の鉄分の3分の2は血液中のヘモグロビンに存在します。なので通常の血液検査でお医者さんはこのヘモグロビン値やヘマトクリット値をみます。ヘマトクリット値は血液中に占める血球の体積の割合を示す数値です。貧血気味の人はこの数値が正常値よりも小さく出ます。

ヘモグロビンの値が正常値だった場合でも隠れ貧血である可能性は残っていますが、通常はそこまで調べることはありません。気になる方はまず隠れ貧血ではないかとはじめにお医者さんに行ってみましょう。

ヘモグロビンの基準値は、女性で11.5~15.0g/dlですが、13.0gを下回ると、隠れ貧血の可能性も出てきます。なのでこの値を下回っている場合は注意深く血液に関する数値を見ることが必要です。フェリチン値の具体的な適正値は年齢によっても変わってきますので、こちらのサイトを参考にしてください。

さて原因が隠れ貧血だと分かった場合の対応法は鉄分を補給することです。毎日の食事から青魚やレバーなどを積極的にとることももちろん大切ですが、即効性のある対応法は鉄分のサプリメントをとることです。

お医者さんに行って血液検査を受けることも大切ですが、その前に隠れ貧血を疑われる場合は、まず鉄分を補給して様子を見てほしいですね。

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