舌の状態で健康を判断する舌診(ぜっしん)

お医者さんに行くと舌を見られますよね。あれは舌の色や状態である程度の健康状態が判断できるためです。昔はレントゲンやMRIなどがなかったので、まず舌の状態を確認することで健康状態を判断しようとしていたのです。こういうのを「舌診(ぜっしん)」と呼びます。

今でもこの方法は有効ですし、一般の人でも簡易的にある程度の自分の健康状態を判断することができます。朝日放送のたけしさんの家庭の医学でも紹介されていましたので、ここでも紹介したいと思います。

まず舌の表面が白っぽく苔が生えたような状態になっている場合は、ストレスで免疫力が落ちていることがあります。この苔は舌苔(ぜったい)と呼ばれるものですが、ストレスから胃腸の状態が悪化していることがあります。

また舌の色がきれいに赤くなっている場合があります。これは高血圧の症状を表していて、感情的には気分が高まっていてイライラしていることがあります。

逆にどす黒くなってくすんだ色をしている場合は血流が滞っていることが考えられます。この場合は冷え性や運動不足などをうたがうことが多いです。舌の裏側には大きな静脈が走っているのですが、これが黒く浮き出ている場合は、血液がドロドロした状態になっている場合がありますので注意が必要です。

そして舌に歯形などがついてくぼんだ状態がある場合は、水分の過剰摂取をしていることが原因となっている場合があります。舌がはれぼったくなっているのはむくんでいるからです。

また舌表面の中央に列紋が走っている場合は、脂肪肝の可能性があります。このように舌の状態によってさまざまな体の不調の原因がわかる時があります。

ただしこのように舌の状態を診るときには、いくつかの条件があります。できるだけ自然光の下で見てください。照明によって全然違った状態にみえてしまうことがありますので、やはり日中の明るいところで診るのが一番最適です。

また食後ですとどうしても食べ物の色が舌についてしまいますので、何も食べていない状態で診てほしいですね。

さて舌診はあくまでも簡易的な判断材料であって、経験の少ない一般の人がそれだけで判断するのは間違いのもとになります。舌の状態によってあくまでもそういう傾向があるということですから、過信するのはよくありません。

お医者さんには何千人とみてきた経験と知識があり、患者さんを総合的に判断して状態を診ているのですから、体の調子が悪い時には迷わず受診してください。

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