頻尿を改善するには

頻尿にお悩みの方は実は相当多いといわれています。極端な人は5分と我慢できずにトイレに行くこともあります。

そもそも頻尿になるのは二つ理由があります。一つは膀胱周りに原因がある場合です。これには40代から発症しやすい「過活動膀胱」と、60代から発症しやすい「前立腺肥大」によるものがあります。

膀胱は排尿筋によって形成されていますが、この排尿筋が何らかの理由で収縮すると膀胱に尿をためておくことができずに、すぐに尿意を催してしまいます。これが過活動膀胱です。過活動膀胱を抑えるには排尿筋をリラックスさせて弛緩させることが必要です。

前立腺は男性特有の臓器で膀胱の下部に存在しています。ちょうど尿道を双方から挟み込む形で存在しているので、この前立腺が肥大化したり収縮したりすると尿道が圧迫されて、尿が出にくくなります。このため残尿感を覚えたり、尿に勢いがなくなったりします。常に残尿感があるために何度もトイレに行きたくなります。

この過活動膀胱と前立腺肥大は頻尿の代表的な症例ですのですが、実はもう一つ脳と尿センサーに関わる頻尿について紹介したいと思います。

まず尿意には2段かいあり、一回目は膀胱に尿がたまりだしいるという”兆候”をお知らせする尿意です。最初の尿意といってよいでしょう。そろそろ尿がたまりだしているので注意してくださいねという警告尿意です。

ほとんどの人はここではトイレに行かずに無視します。ですので本当にトイレに行くのは次の尿意、本当に膀胱に尿がたまり限界をお知らせする最終の尿意です。

実は後者のタイプの頻尿の人は、この最初の尿意を最終の尿意と思ってトイレに行くことを習慣化してしまった人だといえます。

一回目の警戒シグナルでトイレにいってしまうと、尿センサーはそれをこの人の膀胱限界はこの程度だと判断してしまい、より強いシグナル=尿意を一回目で脳に送ります。このため本当はまだ膀胱の容量に空きがあるのにトイレにいってしまい、その繰り返しによって頻尿になってしまうのです。

もし若い人でまだ過活動膀胱や前立腺肥大になっていない場合は、この尿センサーへの過敏反応を疑ってみてください。

この尿センサーによる頻尿を改善するには、とりあえず一回目の尿意を無視してすぐにトイレに行かずに様子を見ることです。5分、10分とトイレに行くのを我慢しているといつの間にか尿意がなくなっていることが多いのです。

ですのでこの我慢する時間を徐々に伸ばしていくことを心がけましょう。特に在宅の場合はいつでもトイレに行けますから、その安心感からこのがまん療法を進めるチャンスになります。

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