アクセルとブレーキを踏み間違えないための筋力づくり

最近ブレーキとアクセルを踏み間違えによっておこる事故が相次いで報道されています。特に高齢の運転者に多い事故のようです。ブレーキを踏まなければいけないところをアクセルをふんでしまってコンビニや病院に突っ込んでしまう大きな事故が相次いでいます。また高層駐車場から転落してしまうような事故も起きています。

事故の原因に運転者の認知能力の低下があることは確かだと思います。年齢を経るに従い確認、予測、反応の正確性と速度が落ちてしまうのはどうしても避けられません。ただしブレーキとアクセルのふみ間違いについてはこのほか運転時の姿勢の問題も大きいと思います。

というのも報道されている事故の多くが駐車場から発進する際に起きた事故が多いからです。駐車場から発進するには幾つかの手順を踏まなければいけない複雑な操作を必要とされます。そして一番の問題は体の姿勢が通常とは異なり、上半身をひねって後ろをみながら操作をしたりしなければなりません。この際足の置く位置がずれてしまい、ふみまちがえが起こる原因になっていると思われます。

そしてその原因が体の筋力と柔軟性の低下にあるとみています。例えばバックしながら右や左にハンドルを切る場合は上半身を大きく後ろにひねらなければなりません。この場合上半身と下半身をつなぐ体幹が強くなければ下半身、特に足の位置が正しい状態で置かれずにずれてしまいます。

そのずれた状態をずれたと認識できないまま、普段の感覚でブレーキやアクセルを操作しようとすると、ブレーキだと思っていたのにアクセルをふかしていたということになってしまうのです。

あくまでも報道を見る限りで正確なデータからではないですが、駐車場の発進時における事故は女性も多いように思います。やはり男性と比較して体幹が弱いために姿勢がぶれて、正しい位置に脚が置けていない可能性があります。それに加えて発進時にはいろいろなことを同時に考えなければなりませんから、それが誤操作を誘発している可能性があると思います。

そもそも駐車場における車の操縦というのはかなり複雑なものです。自動車の操作と同様に駐車場はほかの車も停まっているので視認性も悪く、いつ歩行者が飛び出してくるか予測しながら徐々にアクセルを踏むというのはなかなか難しい行為です。

その難しい一連の動作が安全に正しく確実に行えるかどうかは、やはり本人の認知能力や姿勢を保つ筋力が備わっているかどうかになってくるので、本人様のみならず周りのご家族などのシビアで客観的な視点から判断することが必要になってくると思います。

生活上の必要性からどうしてもというのでない場合は、まず車を安全に運転できるだけの体づくりから始めてみてはいかがでしょうか。上半身をどのように動かしても下半身と足の位置がぶれていないかどうか、確認してみましょう。

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