風邪予防対策:うがいするより飲んだほうが効率的!?

うがいは風邪やインフルエンザ対策にとって自分でできる最も手頃な予防法だと思われています。これはもちろん事実なのですが、最近はこのうがいの効果についての見方が変わってきたように思います。

うがいをするとのどの入り口部分、のどちんこを中心にした部分のみが洗浄されますが、それ以外のところ(食道下部)は不十分になります。そのためうがいだけではウイルス除去には不完全ではないかという意見です。

うがいは基本帰宅してからやるものですよね。じゃないと道端でうがいをしてしまえば、その吐瀉物の中にウイルスなどが入っているわけですから、ほかの人に感染してしまうリスクがあります。というわけでうがいは場所的にも時間的にも限られてしまう予防法といえるでしょう。

したがってわざわざ吐き出す行為にそれほどのメリットを見いだせないのであれば、普段からちょびちょびと頻繁に少しづつでも水を飲んで、口内付近から食道の入り口付近までの細菌やウイルスを洗い流して、胃の中で殺菌させてしまったほうが効率的ではないかということです。

おそらく日本で伝統的にうがいが推奨された理由は、口内のウイルスが胃に入ってしまった場合、ウイルスが死滅しないでそのまま体内で吸収され拡散してしまうことを恐れたのでしょう。しかし現在ではウイルスの多くは胃の強力な酸によって死滅してしまうことが分かっています。

ところで海外の人から見ると通行中の日本人の多くが冬の間にマスクをしているのは不思議に見えるらしいのですが、通勤に列車を使うことの多い日本人の生活様式からすると合理的だと思います。電車の中で他人と密着せざるを得ないような感染ゾーンから自分を守るためには有効な予防法です。

そしてマスクの最大の効用は、自分の吐息によってマスクと口の間に湿気分の多い空気を作り出すことにあります。これによって喉を常に湿った状態にしておくことでウイルス感染を防ぐことができるからです。ウイルスは比較的乾燥した状態こそが繁殖するのに最も適した環境だからです。

特にお年寄りは小水に行きたくないために、頻繁な水分接種を嫌う傾向にあります。このため喉を水分で濡らすことが少なくなり、ウイルス感染のリスクを広めてしまいます。そういったお年寄りのためには飲まないでよいうがいは有効な予防策となりうると思います。

しかしその心配のない子供たちにとってはうがいよりも学校から帰宅してから水やお茶をごくごく飲むほうが簡単で効果的なように思えます。面倒なことを嫌う子供たちにとって、うがいや手洗いを習慣化するのはなかなか難しいですし。

とはいえ子供たちも暑い夏ならごくごく水分をとっても、寒い冬の時期にはそういうわけにはいかないでしょう。その場合やはり熱いお茶をいれた水筒を持参させて、休憩時間の合間に飲むように指導してもよいでしょう。

This entry was posted in 生活習慣. Bookmark the permalink.