誤嚥防止のための経口補水ゼリーの作り方

経口補水液は主に脱水症状がみられる場合に使用しますが、嚥下能力が低下した高齢者の方にも有効な飲み物です。高齢者は体内に水分を蓄積する能力が低下しており、かつ小水に行く回数も多いので、こまめに水分補給をすることが大切です。

経口補水液が普通の水と違うのはナトリウムなどの電解質も含まれていることです。水分ばかり取って電解質が少ないと、逆に体は水分を放出して電解質の体内密度を上げようとして脱水状態に陥ることもあります。

経口補水液はOS-1というのが大塚製薬から市販されていますが(OS-1についての以前の記事)、自宅でも内容量を調節しながら作ることが可能です。その作り方を簡単に説明します。

1.まず1リットルのお湯を沸かして、そのあとほどよく湯冷めさせます
2.砂糖35g、食塩3gをいれてよくかき混ぜます
3.最後にレモンやグレープフルーツなど柑橘類の汁をしぼって入れてあげれば出来上がりです

レモンなどの柑橘系の果汁をいれるのはカリウムなどの電解質を含んでいるからです。また水道水のカルキ臭などをとってくれる効果もあります。

ただ、嚥下能力が低下しているお年寄りですと、液体を口からとることが難しくなっている場合があります。その場合には次の様にゼリー状にして食べさせてあげることが有効です。

1.水1リットルにスポーツドリンクの粉末一袋の半分と砂糖50g、寒天7gを入れてよくかき混ぜる
2.火にかけ沸騰させた後は湯さましをして冷蔵庫にいれて冷やし固めます

ポイントは市販のスポーツドリンクの粉末を利用することです。大体ナトリウム、砂糖は入っていますし、あとはビタミン、クエン酸、アミノ酸、カリウム、アルギニンなどをそれぞれ特色として配分されている商品もありますので、自分に合った商品を選んでほしいと思います。

家で作った場合は市販されている商品のような酸化防止剤(ビタミンC)などは入っていませんので、できるだけその日のうちに消費してしまいましょう。ただし腎機能がよくない方は、カリウムの取りすぎはよくありませんので注意してください。

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