誤嚥肺炎予防に舌のケア

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誤嚥による肺炎について述べてきましたが、舌の運動とケアも誤嚥予防には大切なことです。舌の表面に汚れが残っていると、そこからの雑菌が唾液や食べ物と混じって肺に入ってしまうと炎症の原因になります。また口臭予防にもなります。

舌の表面には”乳頭”と呼ばれる小さな突起が全面にわたってびっしりと生えています。乳頭には味蕾(みらい)と呼ばれるセンサーがついていおり、ここが味覚を司っています。ここの部分に汚れがたまりやすく、掃除することが必要です。

ただし硬いブラシなどでこすってしまうと、このセンサーである味蕾を破壊してしまうので、柔らかい専用のブラシや綿棒などでやさしくなでる感じでふいてあげる必要があります。

そして舌のマッサージというのも有効です。基本は舌の奥の方から前方にむけてなでるようにマッサージしてあげましょう。左右の側縁部や舌の裏側なども同様にマッサージしてあげてください。人差し指と中指で舌をはさんで、舌先を伸ばしてあげるように奥から手前にマッサージするのも有効です。

また舌の体操も有効です。舌を左右や上下にべろべろと動かしたり、口の中で円を描くように時計回り、反時計回りと動かしてみましょう。舌がスムーズに動くことで、食べ物をうまく食道に運んでくれますし、誤嚥の可能性も低くなります。

また発声練習も大切です。発声をよくする練習は滑舌をよくする運動と通じています。滑舌をよくする練習を通じて舌の筋力を鍛えるのです。そのためには例えば「早口言葉」を大声でしゃべってみるというのも効果的です。

「赤巻紙青巻紙黄巻紙」 とか「隣の客はよく柿食う客だ」 とか「今日のなまだらなままなかつお」 とか、日本人ならおなじみのやつですね。実際早口言葉はアナウンサーなどでは訓練の項目に入っているといいます。

舌の運動をすると口を動かすので、自然と顔の筋肉を鍛えることにつながります。そうなれば顔の表情も豊かになり、他人とのコミュニケーションも進みます。結果いい循環に入ってさらに舌がうごくようになり、唾液もでて、口内環境をよくすることにつながり、誤嚥予防につながるのです。

歯磨きとともに舌のケアも忘れずに行いましょう。

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