トレイルランから学ぶ災害時の非常食の取り方

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”トレイルラン” というと、あまり日本人になじみのないスポーツジャンルだと思います。お茶の間では冬はマラソンとか駅伝などがやはり人気ですよね。しかしNHKで放送されていた番組、「グレートトラバース 日本百名山一筆書き踏破」におけるアドベンチャーレーサーの田中陽希さんの活躍で、一躍有名になったのではないでしょうか。

トレイルランとは簡単に言えば、「野山や砂漠などの未舗装の道を走るマラソン」ということになります。ただし田中さんはトレッカーではありますが、普通のトレラン選手というよりは、川や海、ジャングルや山、さらには洞窟や氷河までを駆け抜ける、まさに ”アドベンチャーレーサー” という職種なわけです。そして普通のトレランよりもより長期間のレースが多いのです。

したがって、1週間や2週間単位で非日常で極限状態のレースに臨む田中さんのエネルギー補給は、長期に及ぶ災害時のエネルギー補給対応の参考になると思います。

番組をみていると田中さんはランナーにみえますが、実際にはマウンテンバイクやカヤックなど人力で使える道具はすべて使うというタイプです。そのため補給方法も工夫しています。まずハンガーノックに陥らないように一時間に一回は補給をしているということ。

カヤックや自転車に乗っているときは、常に口の中にエネルギー食を入れていること。そしてジェル系統などは長丁場のレースではどうしても飽きてしまうので、おいしく食べれるものを携帯しているようです。

そのためレースにもっていく行動食は、柿の種、ハッピーターン、フルーツグラノーラやナッツ系の食品だそうです。いずれも行動食というよりはお家で食べるお菓子もしくは嗜好品のようなものですね。

このように事前に非常食を選ぶときは、携帯性やエネルギー効率性などを考えるのはもちろんですが、やはり人間ですから食べる喜びを感じることのできる食べ物も追求したいものです。田中さんもおっしゃるように、過酷な長期に及ぶレースのなかで、食べることだけが楽しみなのです。

一日に200キロを走るサイクルロードレーサーもジェルを口にしますが、今でもバナナをそのまま食べることもあります。アマチュアロードレーサーでも、コンビニでは羊羹や菓子パンを食べることが多いですね。いずれも高カロリーでかつ柔らかいために吸収性がよく、胃腸の負担にならないものです。

柿の種、ハッピーターン、羊羹、これらに共通しているのは老若男女問わず好まれるお菓子だということです。お菓子であるために、調理の必要がなく、保存もきき、かつ子供からお年寄りまで普段食べなれている甘い食品であるということは、災害時にも大きな喜びをもたらしてくれると思います。

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