快眠のためのHSP入浴法

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”HSP入浴法”とは聞きなれない言葉ですが、どういう意味でしょうか。まずHSPとは”Heat Shock Protein”の略です。日本語で言うと「熱ショックタンパク質」ということになります。

例えばしなびたキャベツをお湯につけておくと、シャキッと回復しているときがあります。これは細胞が熱などのストレス状態にさらされることである特定のたんぱく質が発現して、細胞を保護する仕組みが働いている証です。

これを応用した入浴法がHSP入浴法です。まず就寝の3時間前以上前に42度程度のお湯にしっかりとつかります。上がった後は、しばらく暖かい格好をしてその状態を30分維持します。暖かい格好というのは、例えば今の季節ならダウンを着たり、毛布をかぶったりする状態です。

そういう”一人サウナ状態”になった後は当然汗をかきますので、しっかりと汗をタオルで拭いてからふとんにはいりましょう。舌下体温が38度ぐらいになるとHSPが働き、細胞が活性化してぐっすりと眠れて、次の日に疲れを残さないという効果が期待できます。

それから就寝時には必ずパジャマを着てください。パジャマを着ることで、脳がこれから眠りのモードに切り替える契機になります。またそもそもパジャマは可動域が広く動くように作られているので、寝やすく就寝中に体へ負荷を与えません。

そして大事なのは就寝中の発汗です。実は睡眠中は人間の体温はかなり下がっています。入眠後数時間で体温が急激に下がるのですが、そのために汗をかきます。この発汗がスムーズでないとその体温調整がうまくいかなくなります。

HSP入浴法はこの体温を人為的にさげて脳に睡眠に入るというモードチェンジを認識させると同時に、発汗機構をよく働かせることで睡眠時の発汗もスムーズにさせるという、ある種の睡眠メカニズムの疑似行為だといえるでしょう。

HSP入浴法というと何か新しい方法のように聞こえますが、日本人は昔から乾布摩擦といって肌を手ぬぐいでごしごしとこすることをやっていましたね。あれはまさにHSPのメカニズムを応用していたものです。実際乾布摩擦は免疫力を高めて、風邪をひきにくくする効果があるといわれています。

パジャマは快眠に必要な寝返りと発汗を促してくれます。HSP入浴法と合わせて、快眠のための準備をしましょう。

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