酒を飲んだ後にサウナに入るのはNG

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ちょっと飲みすぎて、二日酔いになる前にサウナに行ってひとっぷろ浴びて、汗をかいてアルコールを”抜く”というのは、お酒好きの定番になっていることがあります。実際のところサウナで汗をかいてアルコール分は体から抜けるのでしょうか、考えてみたいと思います。

アルコールは体内に入ると肝臓や筋肉で分解されて、まずアセトアルデヒドとなり、アセトアルデヒドは次に酢酸になります。酢酸はお酢に4~5%程度含まれる成分で、あのツーンと匂う成分の元です。そしてその酢酸は、最終的に二酸化炭素と水になって体外に出ていきます。中間物質のアセトアルデヒドは有害で、これが体内に残っていると二日酔いの原因になります。

汗を皮膚から分泌するのは汗腺ですが、実はアルコールやアセトアルデヒドを排出する機能は持っていません。確かにアルコール分は汗や呼気、尿などからも排出されますが、その割合は摂取したアルコール分のわずかに2~10%程度です。つまり大部分のアルコールはアルコールとして排出されずに、水と二酸化炭素になるまでは体内にとどまるのです。

アルコールには利尿作用があるので、サウナで汗をかかなくても尿としてある程度排出されるとはいえ、その量は微々たるものだということです。ですので飲酒をした後に汗をかいてアルコールを抜こうとして運動するのも厳禁です。

それより心配すべきはその脱水症状です。実は二日酔いの時点ですでに脱水症状に陥っています。頭痛や吐き気はアセトアルデヒドが原因ではなく、この脱水症状が原因の場合もありますから、その状態で運動したり、サウナにいったりして、さらに汗をかくということが、いかに危険なことかは理解されると思います。

ですのでアルコールをいつもより飲んだ時は、その分たくさん給水する必要があります。そしてアルコールを摂取するのは比較的容易ですが、排出するには時間がかかるということを覚えておきましょう。

二日酔いになったときはお湯につからずに、さっとシャワーを浴びる程度にしてすましましょう。また二日酔いで頭痛薬を飲みたくなると思いますが、頭痛薬の効き目が強く出てしまう可能性がありますので、できれば控えるか、いつもより少量にして飲んでほしいと思います。

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