お子さんの牛乳嫌いを治すには

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牛乳というと子供に人気の飲みものですが、同時に飲めない子供は本当に飲めない飲み物でもありますね。小学校のころ給食の牛乳が飲めなくて、最後まで教室に残されていた友達もいました。

ただ牛乳嫌いの理由としては、実は味よりもにおいが苦手という子供さんが多いです。このにおいの原因は殺菌方法にあるといいます。牛乳の殺菌方法は主に二つあり、高温で短時間熱するか、低温で比較的長時間処理するかです。

高温で殺菌処理した場合は牛乳の成分であるたんぱく質が焦げてしまうので、これがある人にとっては嫌な臭いになりどうしてもうけつけられないのです。

高温処理は大手の牛乳メーカーさんが採用している方法で、短時間で大量に処理できるので効率的なのです。逆に低温処理では時間がかかる分非効率的で、割高になってしまいます。また低温殺菌の場合、人体に影響の出ない程度とはいえ菌が混じっているので、早めに飲まないと菌が繁殖して飲めなくなります。

ただしこれは好みの問題でもあります。高温加熱処理をした牛乳のほうがコクがあって、牛乳らしくて好きだという方も結構おられます。そういう人は低温処理した牛乳は薄くて水っぽくておいしくないといいます。

子供さんが学校の牛乳を嫌うもう一つの理由としてはおなかを壊しやすいというのがあります。特に冷たい牛乳を飲むとてきめんに下痢を起こす人が大人子供問わずにおられますね。これは「乳糖不耐症」と呼ばれる症状で、小腸で産出される乳糖分解酵素が不足しているために牛乳の中の乳糖を分解できずに起こる症状です。

乳糖分解酵素は乳糖をガラクトースとブドウ糖に分解した後、大腸や小腸の内壁に吸収されるのですが、これが吸収されないまま残ってしまうと、高濃度になった乳糖が水分を求めて下痢を起こすのです。

この乳糖不耐症に対応するためには、飲む前に牛乳をあたためてあげることやサイダー割にすればいいという方法もあります。そしてこの場合でも低温殺菌処理した牛乳だと下痢を起こさない子供もいるのです。

低温殺菌の牛乳で代表的なのは横浜に本社がある”タカナシ牛乳”ですね。北海道道東に位置する浜中町の牧場があり、関西のスーパーでも比較的簡単に手に入ります。そのほか関西でもいくつか低温処理をした牛乳を販売している小さな牧場がありますので、探してほしいと思います。

日本人の牛乳の消費量は昨今カロリーを気にして減少傾向にありますが、牛乳に含まれるカルシウムはお子さんの発育や高齢者の骨粗しょう症対策になります。普通の牛乳が苦手なお子さんも、もしかしたら低温殺菌の牛乳を好まれる可能性もありますので、試してほしいと思います。

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