高カカオチョコレートの嗜み方

20160906meiji

カカオの健康効果が注目されています。理由は近年、大手のお菓子メーカーが続々と商品化したからというのがあると思います。カカオ成分が70%以上含まれている、いわゆる”高カカオチョコレート”というジャンルになります。高カカオ、つまりは低糖チョコレートというわけです。

チョコレートはもともとアメリカの先住民が、カカオの実にバニラや唐辛子を加えて食べていました。そこで唐辛子はやめて、砂糖や生クリームを加えて食べだしたのがヨーロッパの人たちです。ヨーロッパ人ではコロンブスが最初にチョコレートをみたといいます。そしてスペインにカカオが持ち込まれたのです。

高カカオチョコレートは、”リンツ”というスイスの老舗チョコレートメーカーが1989年にカカオ含有量「~%」という商品を出したのが始まりだといわれています。日本でも通販でリンツのチョコは手に入ります。

たとえば一番手に入りやすいであろう明治のザ・チョコレートで70%のを食べてみると、普通のチョコレート(40~50%)よりは甘味はなく、カカオ特有のしぶい?苦みを感じることでしょう。70%でこれなので、この高カカオチョコを楽しめる人は、甘みではなくカカオの風味を感じたいわけです。

90%とか100%とか80%以上のチョコはブラックコーヒーを飲むようなものですね。実際コーヒーと同じでカカオ豆も焙煎の程度で味が変わってきますし、コーヒー豆でチョコレートもつくれるのですよ。

それでは高カカオの効能はなんでしょうか。一番はカカオポリフェノールの抗酸化作用でつまりは老化防止効果です。他には動脈硬化防止、疲労回復、便秘の改善、肌荒れ防止、高血圧の抑止などになります。

ただしなんでもそうですが食べ過ぎは禁物です。国民生活センターも警告しているように、いくつかの注意点があります。

まず高カカオなので脂質分が多く含まれており、甘味がないからと言ってダイエットには必ずしも向いていないことです。例えばカカオ含有量があがるほど、糖質の量は減少していきますが、脂質量はほとんど変化がないのでカロリー的には100g当たりでみてもほとんど変化がない商品が多いですね。

また気管支拡張、利尿、興奮等の生理作用があるテオブロミンやカフェインが、普通のチョコレートの4倍くらい含むものもあります。カドミウムやニッケルなどの土壌由来の重金属なども普通のチョコレートよりも高濃度で含まれていて注意が必要です。

したがって高カカオチョコをたしなむのは、ダイエットというよりは糖質を抑えるためというほうが正確だと思います。普通のチョコの甘さに飽きて、もう少し控えめな甘さを求めるという嗜好的な食べ方が一番向いていると思います。

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