血糖値スパイクについて

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NHKの特集番組「NHKスペシャル“血糖値スパイク”が危ない」が放送されていました。高血糖というのは糖尿病と関連してよく聞く言葉ですが、”血糖値スパイク”というのは聞きなれない言葉ですね。

スパイクという言葉は英語で”急騰”を意味します。株価などが跳ね上がるさまをスパイクといって表しますが、血糖値が跳ね上がる様を血糖値スパイクというのです。

ただ血糖値スパイク自体は実はよく知られた言葉で代替できます。つまり血糖値スパイクとは”食後高血糖症”のことです。ただそれが長時間続く状態ではなく、血糖値が急激に上がって下がる状態をいいます。

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食べ物を摂取して血糖値が急上昇した後、すぐに血糖値が下がるのは膵臓からインスリンが分泌されるからですね。

通常の血糖値の測定は食べ物を胃に入れない状態、つまり空腹時血糖値で測りますので、食後血糖値を見逃してしまう可能性があります。しかし最近の研究では通常の血糖値の値が正常であっても、食後血糖値が高ければ、糖尿病や認知症のみならず心筋梗塞や脳梗塞などの急性の重篤なリスクを招く可能性があるとわかってきました。

血糖値スパイクが起こると活性酵素が発生して、血管の内壁が傷ついてしまうのですが、その際その傷を免疫細胞が修復しようとして血管内をふさいでしまうのです。これが心筋梗塞や脳梗塞を起こすメカニズムです。

血糖値スパイクの特徴は必ずしも慢性的に血糖値が高くなる中高年に限らないということです。やせ形の若い女性であっても食後血糖値が跳ね上がる人がいます。自分は痩せているし、まだ若いから大丈夫だとは思わずに血糖値への意識を高めてほしいと思います。

それでは対処法ですが、これは普通の高血糖対策と基本的に変わりはありません。番組でも紹介されていたように、食事の際の食べる順番に気を付ける、食後に運動をする、朝食を欠かさず摂るなどです。

朝食をとることが大切なのは、一日に必要なカロリー摂取量を、複数回に分けてとったほうが、すい臓に負担がかからないからです。例えば一日に一食しかとらない場合、かなりの空腹状態から一気に多量の食べ物を胃にいれますと、膵臓から一気にインスリンが分泌されます。そういうことを繰り返していると膵臓が疲れてそのうちインスリンの質も量も下がってしまいます。

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摂取量を朝昼晩と細切れにとることで、インスリンの分泌をスムーズにして血糖値の変動を平坦にしてくれるのです。これらは若いうちからでも生活習慣にしておくことで、将来の生活習慣病のリスクを抑制できますので、意識して取り入れてほしいと思います。

NHKの血糖値スパイクのサイトに行けば、血糖値スパイクの可能性について簡易的に判定してくれるので、気になられた方は挑戦してみてほしいですね。年齢や体重、BMI、生活習慣など簡単な項目を入力するだけですぐに結果を出してくれます。

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