糖尿が引き起こす合併症

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経済評論家の森永卓郎さんがライザップのCMにでて話題になっています。かなり体重を落とされたようで、関連の本も出版されたようですね。森永さんは普段の自堕落な生活が続いて、7年前から糖尿病と診断されたようです。

糖尿病というと慢性的な疲労感や頻尿、のどの渇き、強烈な眠気、睡眠時無呼吸症候群などがあげられます。森永さんもこれらの症状に長年悩まされていたようです。森永さんがすごい?ところは体の不調を食欲でごまかそうとしていたことです。朝から起きて3秒でかつ丼(!)を書き込み、30秒で完食するそうです。

こういう生活が続いたため、森永さんは大量の薬を飲まなくてはならなくなっていたようです。しかし糖尿病で本当に怖いのは合併症です。糖尿病が引き起こす代表的な合併症は四つです。

まず糖尿病性網膜症です。網膜が出血や白斑などによって視力の低下や視野の異常などが認められます。最悪の場合は失明に至ります。森永さんも眼底出血の症状が出ていたようです。

次は糖尿病性腎症です。腎臓の働きが糖尿病によって悪くなると、体内の老廃物をろ過することができずに体内に毒が回る尿毒症になります。したがって人工透析によって人為的に老廃物を体外に排出することが必要になってきます。

3番目は糖尿性の神経障害です。典型的な症状の一つは足裏の感覚障害です。初期では裸足で歩いているのに、なにか靴下を履いているかのような感触がでます。その感覚が徐々に上のほうに移ってきて最終的には手足がしびれて痛みも何も感じなくなります。

4番目は3番目とも関係するのですが、糖尿性の血管障害です。例えば糖尿によって血管の内壁が傷ついて下肢への血行が阻害されると足の組織が壊死してしまい、最終的には切断せざるを得ないところまで追い込まれてしまいます。

森永さんも症状が進めばこのような合併症に陥っていたことは予想できます。そこで一念発起してダイエットに取り組まれたのですが、それが糖尿病治療で利用される糖質ダイエットです。糖質ダイエットの有効性は森永さんがわずか3か月程度で20キロ近く痩せたことでも認められるのですが、もちろんデメリットもあります。

森永さんをみてもわかるのですが、肌が乾燥してカサカサになっています。これは糖質ダイエットによって脳が外部から糖を吸収できないために、筋肉などを分解して糖に変えていくのですが、その際水分を必要とするために体内の水分を吸収してしまうことが大きな原因です。

またお写真をみますと視線が定まらずに眠たそうな眼をしているのも特徴ですね。これも脳が糖を栄養として吸収できないために、常に脳が活動を停止しようとして眠気を誘うからだと思われます。

また重篤なケースでは心不全を引き起こす可能性がも指摘されています。というのも心臓は筋肉でできているために、糖が不足しがちになると心臓の筋肉組織を分解しようとするメカニズムが働くからです。それは心臓に負担をかける結果となるでしょう。

森永さんのように糖尿病になって極端なダイエットをしなくてはいけない前に、やはり食習慣と生活習慣を改善して体重を少しずつ落としていく必要があります。糖質を完全に絶つような極端なものではなく、例えば白米を一食抜く、甘いものは一日ひとつにするなど緩やかな糖質ダイエットをお勧めします。

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