家康の長寿と名古屋飯

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家康といえば戦国の世にあって75才まで生きて天下を取った、自他ともに認める健康オタクでした。どれだけ健康オタクかといいますと、徳川家の公式記録である「徳川実記」に家康が実践していた日々の健康習慣が記録されているほどです。主なものを紹介しますと、

  1. 粗食を常とする
  2. 冷たいものを口にしない
  3. 季節の旬のもの以外は口にしない
  4. 肉も食べる
  5. 運動をする
  6. 香を好む
  7. 薬について知る
  8. 酒を薬として嗜む

いちいち説明を必要としないほど、どれをみても現代にも通じる健康法ですね。

その家康は三河国、今の愛知県豊川市の出身ですが、愛知といえば最近は名古屋飯(なごやめし)が注目されています。ひつまぶし、みそかつ、みそ煮込みうどん、手羽先などが有名ですね。

関西の人間からすると名古屋飯の特徴は、やはりその味付けの強さにあります。例えばみそとんかつなどはあまりお肉の味がせず、味噌の味を楽しむことに主眼があるような気がします。

関西の料理が出汁をベースに素材のおいしさを引き出すことを主眼とした引き算の料理なのに対して、名古屋飯は素材にソースを味付けしていく足し算の料理といえるかもしれません。

名古屋飯ではよく味噌がソースとしてよく使われているのですが、この味噌は八丁味噌です。なぜ”八丁”とかといいますと、もともと八丁村、現在は愛知県岡崎市八帖町で生産されている味噌だからです。

米麹や麦麹を用いず豆麹のみで作られるところに特徴があります。米麹の多い京都の白みそに対して、外見が赤褐色な赤みそであるのは豆麹によるものです。

八丁味噌は栄養素が豊富で、タンパク質、天然グルタミン酸、レシチン、ビタミンE、リノール酸などがほかの味噌より多いと言われています。

名古屋出身の戦国大名といえば、信長、秀吉、家康ですが、信長を除いて長寿ですね。秀吉さんは62才まで生きました。信長も暗殺されなければ長生きしたかもしれません。豊臣家が滅び、徳川家の時代になったのは家康が秀吉よりも10年長く生きたからかもしれません。

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