アントニオ猪木さんの糖尿病との付き合い方

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アントニオ猪木さんといえば、日本のプロレス界を引っ張ってきた第一人者ですね。現在は政治家としても活躍されています。そんな猪木さんですが、30年来の糖尿病患者としても知られています。

猪木さんが自分の闘病体験を赤裸々につづった本(あなたの体も危ない!)を上梓されていますのでご紹介したいと思います。猪木さんの闘病生活ですが、主治医の東京八重洲クリニックの舘先生との2人三脚です。

猪木さんの糖尿病との付き合いは大きく前半と後半に分かれます。まだプロレスラーとしての現役時代に糖尿になり、体が動いてトレーニングも激しくできるという時代と、体力が衰え体も動かなくなりインシュリンに頼らざるを得なくなってくる時代です。

そもそも猪木さんが糖尿病になってしまったのは若い時の暴飲暴食にありました。プロレスラーとして厳しいトレーニングによって毎日の消費カロリーは約8000kcal程だったといいます。しかし摂取カロリーは17000kcal!と大きく消費カロリーを超過していたそうです。成人男性の必要摂取カロリーは1日2200kcal程度といいますから、さすがに食べすぎですね。競泳選手マイケルフェルプス選手が大体この摂取カロリーといいます。

現役時代はプロレスラーとしての生活がありますから、摂取カロリーを極端に絞ることは難しかったそうですが、それでも5000kcal程度まで絞ったようです。食べ過ぎると食後にスクワットをしたり、階段を駆け上がったりして、運動によって血糖値の上昇を抑えていたようです。

カロリーを抑えるために、食前にキャベツの千切りを大量に食べることを食習慣にしたそうです。よく噛むことで満腹中枢を刺激し、最初にキャベツをとることで血糖値の上昇を抑えるよう努力したそうです。

つまり猪木さんは現役時代は、インシュリンに頼らずに運動と食習慣の改善という王道によって、血糖値の上昇を抑えてきたのです。しかしそれも若さが続かなくなると、いよいよインシュリンに頼らざるを得なくなります。

猪木さんによれば最近のインシュリンも進化しており、遅行性、即効性、超即効性など効き目の違うインシュリンを食べたい料理に合わせて食後に自分で判断して処方しているようです。はじめはメンドクサイと思ったそうですが、すぐに慣れて習慣化したそうです。

舘先生によれば、糖尿病との付き合い方は患者さん自身が主治医になる意識が大切だといいます。毎食医者が指導するわけにはいかないですし、例外的なことが起こった場合にも対応できないからです。糖尿病との付き合い方はまさに自分で生活習慣をどうしていくか、どうしていきたいかということにつながります。

先生によると猪木さんは素直で優秀な患者さんだそうです。糖尿となってから30年以上もの間、第一線で活躍し続ける猪木さんの姿は、糖尿病患者だけでなく、その予備軍の人にとっても大変参考になるのではないでしょうか。

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