血管年齢を若く保つには内皮細胞を大切に

pics2432

健康寿命を延ばすために必要なことのひとつに血管年齢を若く保つことが大切です。それでは血管年齢はどのようにして決まっているのでしょうか。その前に血管がどのような構造でできているのかを理解しましょう。

血管には大動脈のような大きな血管と毛細血管のような小さな血管があります。毛細血管が内膜の1層だけなのに対して、大きな血管は3層のゴムホースのようなものだと考えてください。内膜、中膜、外膜で構成されていて、内腔(ないこう)とよばれるチューブのなかに血液が流れています。この内腔の表面は内皮細胞で構成されています。

この内皮細胞こそが、血管年齢を決定づけるのです。

内皮細胞が大事な理由は、内膜の表面にあって直接血流に触れているからです。この細胞は血流の状態を感知して、その状況に対応して一酸化窒素を分泌します。一酸化窒素は血液や血管の機能の微調整を行い、例えば血管内の炎症を治めたりしてくれます。

このように内皮細胞は血管のコントロールタワーでありセンサーなのです。しかし内皮細胞は繊細なので、暴飲暴食や脂っこいものを食べ続けているとこのセンサーの機能が鈍ってしまいます。そうなると一酸化窒素の分泌も異常をきたして血管の修復機能が落ちてしまいます。そのため血管へのダメージがの老化が促進されてしまいます。最終的には動脈硬化を引き起こす可能性があります。

内皮細胞を知らず知らずのうちに傷つけてしまうのは血管内の血液の状態によります。血液の粘度があがると、血管のチューブ内に滞留物が残存して内壁が凸凹状態になっていきます。こうなると血流の圧がチューブ内で不規則になり、圧が強いところでは内壁にダメージを与えていくことになります。

したがって血管年齢を若く保つためには普段からの食生活を見直して、脂っこいものは控えて和食のようなさっぱりとしたものをとるようにしましょう。

This entry was posted in 生活習慣. Bookmark the permalink.