胃がんの原因となるピロリ菌への理解を深めましょう

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ピロリ菌というと胃の粘膜にはりついて炎症を起こして、胃がんの原因となる細菌のことです。最近はCMでもピロリ菌を発見したノーベル賞受賞者さんが出てきたりして、認知度はかなり高くなっていると思います。

ピロリ菌の最大の問題点は胃癌の原因となってしまうことです。胃がんの原因の実に99%を占めるといいますから、ほとんどすべてですよね。ピロリ菌が発見される前では胃がんの原因はストレスなどによるものだといわれていました。胃がんは男子の部位別死亡率で肺がんについで2番目に多いので無視できない数字です。

日本人の多くがピロリ菌に感染しているといいます。特に中高年世代でその感染率が高いといいます。これは昔は衛生環境が悪く、井戸水などをそのまま飲んでいたためピロリ菌に感染しやすかったからです。また親がピロリ菌に感染していますとごはんの口移しなどで、子供も感染してしまいます。

よく誤解されているのですが、ピロリ菌は除菌することができます。胃酸を抑える薬を服用しながら、抗菌剤を一週間程度投与することになります。それから2か月ほどたってから除菌が成功したかどうかをチェックします。胃酸を抑制する薬は「タケキャブ」という特効薬が開発されてから、実効性のある除去が進むようになりました。

ただしピロリ菌を除去すると胃酸の分泌が幾分かよくなりますので、胃が荒れてしまう可能性があります。逆流性食道炎などが起こりやすくなりますが、そこまでひどくなることはないので安心してください。

いったんピロリ菌の除去に成功しますと、胃がんの発生率は3分の1以下に激減しますので、やはりピロリ菌の除去は大切です。ピロリ菌が胃にあると、除去しない限りずっと胃に住み続け、胃の内部を荒らし続けるので、必ず除菌することが必要です。胃がんだけではなく胃腸炎や十二指腸潰瘍も引き起こすことが分かっています。

気になる方はお医者さんに行って内視鏡検査を受けてほしいと思います。

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