過去の病気とはいえない結核

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結核というとかつては”不治の病”とされて、多くの著名人や文学者などの命を奪ってきた怖い病気でした。明治の作曲家である瀧廉太郎、歌人の樋口一葉や石川啄木や正岡子規、政治家では高杉晋作や小村寿太郎など錚々たる歴史的人物が結核で亡くなっております。

かつては死亡原因の1位を占め「国民病」とも称されました。しかしストレプトマイシンなどの抗生物質の発見によって治癒可能な病気とみなされるようになり、また戦後栄養状態の改善などにより年々感染者数は減少していった経緯があります。

しかしこの結核が現在の日本でリバイバルしている現状があります。年間2万人以上が感染、発病しているのです。

その最大の原因は高齢化した人口構成です。結核は感染しても免疫力が強ければ発病しないケースも多く、若くて壮健であればそうそう発病しないのです。しかし年齢があがり、免疫力が落ちてくると感染した後発病してしまうのです。

結核は結核菌に感染して発病します。症状はカゼに似ており、せきや発熱、下痢や腹痛が続きます。ですので結核と気づかずに序序に重症化することがあります。

結核はせきやくしゃみなどから空気感染するケースが多いです。したがってカゼだと思っていて結核だった場合、受診が遅れて気づかずに周りの方に結核菌が感染してしまうこともあります。そのため結核だと判明した場合は、隔離のため入院する必要があります。

治療は基本投薬になります。半年近く、毎日しっかりと薬を飲む必要があります。服薬を中途半端にやめてしまうと、結核菌が死滅せずに薬に対して耐性を持ってしまい、やっかいなことになります。

重症化すると肺炎のような症状がでてきてせきや淡がとまらない状態になります。2週間以上そのような状態が続いた場合、肺炎とともに結核を疑って病院を受診してください。

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