”隠れ”糖尿にご注意を

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前回は仮面高血圧にだまされないための記事を書きましたが、今度は”隠れ糖尿病”です。

糖尿病はすい臓の働きが悪くなりインシュリンの分泌が滞り、血糖値が高くなってしまう病気です。高血糖が怖いのは、血液中の糖が毛細血管の内側を傷つけ失明を引き起こす「糖尿病性網膜症」や、腎臓の働きが弱くなり人工透析が必要になる「糖尿病性腎症」などが代表的な合併症です。

それでは検診によって糖尿病ではないと判断されたにもかかわらず、実は糖尿病であったというような事例があるのはなぜでしょうか。

それは通常の検診では、前日の夕食から絶食して空腹時を狙って測定されるからです。これでは食後血糖値を正確に測ることはできません。

食後血糖値を知ることが大切なのは、健康な人なら食後の血糖値もすぐに正常値にもどるのですが、隠れ糖尿の人はすぐには戻らずに高い値のままなのです。これを食後高血糖といいます。食後高血糖のひとも重大な合併症を招く可能性があります。

それでは隠れ糖尿を発見するにはどのような検査が必要なのでしょうか。それには糖負荷検査というものがあります。これはまず75gの砂糖が入った液体を飲んでもらってから120分後までの血糖値の推移をみるという検査です。

通常の健康診断をしっかり受けるのと同時にそのことだけで満足しないで、体調がおかしいと感じた場合は専門医に相談して、より詳細な検査を受けることも大事なことです。普段に近い状態での検診も、大きな症状を見逃さないための良いきっかけになるのです。

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