毎日のウオーキングで1日1万歩以上は必要!?

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1日1万歩というのは、中高年のウオーキングの目標値としてよくいわれることです。これは身長165cmぐらいの人で大体6キロ程度の距離になります。時間にすると時速4キロですから大体1.5時間ぐらいになります。

これは日常生活に必要な歩行も含んだ数字ですから、まとまって運動のためのウオーキングはおそらく20分程度だと思います。

ただしその20分の散歩は中強度のペースが要求されます。息を少し切らしながら途切れ途切れに会話ができる程度の強度です。要は腕を振っての早歩きですね。

それでは1日1万歩以上の運動は必要でしょうか。これについては健康長寿医療センター研究所の青柳幸利博士が、群馬県の中之条町の65歳以上の4000人を対象に15年の追跡調査をした統計的な研究結果に基づいて、その是非を判断しています。

青柳さんによれば必要ないどころか健康にとって逆効果だといいます。というのは1万歩以上の長距離をウオーキングされていた多くの割合の人が、結局のところ膝を痛めてしまい、リタイアしてしまっていたからです。

膝の軟骨は年とともに磨り減っていきますが、軟骨の細胞は再生することはないため、残念ながら軟骨の量が減ってしまうと元には戻りません。どんなに壮健なアスリートでも、過酷なトレーニングによって軟骨が減ってしまえば、若くしてリタイアを余儀なくされるのです。

ましてただでさえ軟骨の量が減ってしまっている中高年の膝の状態で、無理な運動をするとそれは膝や関節に痛みがきます。

メタボや肥満対策には1万歩の手前、1日8000歩がいいといいます。膝を痛めないで必要で十分な運動量を確保できますし、免疫細胞の働きがちょうどピークを迎える最適な歩数だからです。

1日1万歩以上だと疲労から逆に免疫力を落としてしまい、病気になりがちになります。過ぎたるは及ばざるが如し、1日1万歩はキリのいい数字なので目標としやすいですが、それ以上の運動はこのような統計結果からあまりお勧めできないというのは説得力のある話だと思います。

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