水太りと脂太りの違い

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水太りと脂太り、よくいわれることですが、正確にどのような状態かを知っている方は案外少ないのではないでしょうか。エクササイズ雑誌のTARZANが特集を組んでくれていましたので、ここで少し紹介します。

水太りとは身体の塩分濃度が高まって、それに身体のセンサーが反応して水分を取り込んだ状態をいいます。まず塩分があり、それから水という順です。

ですのでたとえば塩辛いものとを食べると、身体の塩分濃度が高くなり、これをさげるために身体は水分を体外に排出しないで保持しようとします。飲み会などでお酒(水分)を飲みながら、塩辛いものをつまみにしてしまうと翌日体重が数キロ増えてしまうのはこのためです。

いくら馬鹿食いをしても、一晩で数キロも体重が増えるわけがありませんので、この場合の体重増はほとんど水分によるものです。ですので次の日に塩分濃度の高い食事をしなければすぐにもとにもどります。

ちなみに水太りとよく似た症状に”むくみ”がありますが、これは静脈血が滞ることによって生じます。原因としては加齢などによって、血流を心臓に押し上げてくれる静脈弁や下肢の筋肉の力が弱まっていることが挙げられます。

このとき、血管内から染み出した水分がサードスペースと呼ばれる部分に溜まってしまうのが、むくみの正体です。若い女性でむくみがでやすいタイプの方は、下肢の筋力が弱まっている、つまり普段の運動量が足りていない可能性がありますので意識してください。

水太りに対して脂太りがあります。こちらのほうが一般的な太り方ですが、要は摂取したエネルギー以下でしか消費できなければ、体内にあまったエネルギーが脂肪として蓄積されていくということです。

水太りの人と違い、お酒よりも脂っこいものが好きでおなか一杯になるまで食べます。

最初に脂肪がたまる場所は筋肉の外側にある皮下脂肪。脂肪細胞は一定のサイズを超えると増殖を始めて、いったん数が増えると二度と減ることはなくなります。そして脂肪細胞が吸収できるエネルギーの量には限界があるため、それ以上のエネルギーは内臓脂肪になります。

内臓脂肪は有害物質サイトカインを放出するため、身体は防衛メカニズムを発動させて白血球を呼び寄せてこれを分解するのですが、この分解物が肝臓に運ばれて脂肪肝の原因になります。

このように水太りと脂肪太りでは違いがありますが、実は水太りと脂肪太りは同時並行で進んでいくことが多く、決して相反するものではありません。むしろ水太りだとごまかしているうちに、脂肪太りがしっかりと進行していくというケースが多いのではないかと思います。

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