大人のりんご病には注意を

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りんご病というと子供の病気だという認識がありますが、大人もかかる病気です。そして大人になってかかるりんご病は、子供のときにかからなかったため抗体ができずに大人になった人がかかりやすく、そのため重症化しやすいのです。

子供のときにりんご病に感染歴がある人は、まず大人になっても感染しません。それ以外の抗体を保持していない人の割合は25%程度といいます。

大人になってかかるりんご病の症状はインフルエンザの症状とよく似ています。38度以上の高熱が3日ほど続き、強烈な関節痛がでます。関節痛は一ヶ月程度続きますので、その間は歩けない人もいるぐらいです。後は全身に強い倦怠感がでます。

インフルエンザと違うのは、少数ではあるものの頬に赤い発疹がでることと、全身に強いかゆみの症状がでることです。発疹は感染してから2~3週間後に出るといいますので、頬に赤い発疹が認められたときにはすでに周りの人も感染している可能性がありますので注意してください。

そしてインフルエンザにはワクチンが存在しますが、りんご病には残念ながらワクチンがありません。ですので治療は基本自然治癒を待つことになります。

また妊婦さんも特に注意が必要です。母親がりんご病に感染すると子供にも胎盤を通して感染します。胎児がりんご病にかかると、妊婦さんの7割が死産や流産になるといわれていますので、深刻ですね。ただし母親が感染しても胎児に感染する確率は10%程度だといわれていますので、そこは過大評価しないでください。

予防法ですが、りんご病は飛まつ感染が主な感染経路ですので、特に学校などでりんご病がはやっている場合にはお子さんからの感染を警戒してください。そして自分が子供のときにりんご病にかかったのか、抗体を持っているのかの確認もしといたほうがよさそうです。病院にいけば抗体の有無の検査をしてくれます。

また風邪の予防と同じく、はやっている人ごみの多い場所には近寄らないこと、日常的な手洗いとうがいを徹底することですね。特に妊婦さんがおられるご家庭では気をつけたいですね。これから暖かくなりますが、りんご病が流行するのは春から夏にかけてですのでお気をつけください。

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