認知症予防にくるみ

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くるみというと最近メディアなどでも注目されている食品です。最近は糖質ダイエットが話題になっていますが、くるみはそのダイエット食品としても注目されています。といいますのはくるみ自体は確かに高カロリー食品なのですが、糖質の成分が少ないために糖質ダイエットの代表的な食品として評価されているのです。

くるみが注目されているのはその多方面への効能です。

くるみの持つオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)がその中心成分です。よくサプリメントの宣伝で青魚の油であるDHAが強調されていますが、成分はほとんど同じです。DHAやEPAについては以前記事にしましたので参考にしてください(DHAをとるにはサバの野菜炒め)。

くるみにはナッツ類(アーモンド、ピスタチオ、ココナッツ)のなかで最もこの脂肪酸が含まれていることで有名なのです。オメガ脂肪酸は細胞膜の原料となる成分です。このため血管を丈夫にして動脈硬化を防ぎます。

またくるみは高血圧予防にも効果的です。くるみが持つリノレン酸は動脈硬化の原因となる血管内に付着した悪玉コレステロールを除去してくれる働きがあります。つまりリノレン酸は血液をさらさらにしてくれるのです。ですので心筋梗塞や脳卒中などの予防にも効果的です。

このようにみてくるとくるみの多くの効能は血流の改善を通して脳や神経に働きかけるというところにあることがわかります。

くるみは日本人の食生活においては積極的に食べる種類の食材ではないのであまりなじみはないかもしれません。お酒のおつまみとしてナッツとして食べている人が多いと思います。最近はグラノーラやサラダボウルに含まれていることも多いですよね。くるみパンやくるみのバターなども毎日とるのに効果的でしょう。

くるみの栄養価は高く、ナッツ類のなかでくるみ以上のものとなるとかぼちゃの種ぐらいしかありません。毎日ひとつかみのくるみを食べることが推奨されています。ただし食べすぎは逆に善玉コレステロールも減らしてしまうので良くありません。あくまでもひとつかみ程度です。

世界一のテニス選手であるジョコビッチ選手も朝食はココナッツやくるみをオリーブオイルと一緒に摂取するといっていました(ジョコビッチ選手の食事哲学)。くるみには抗酸化作用があり、アンチエイジングや疲労回復にも効果的なのでアスリートが重宝するのは自然なことなのです。

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