温泉旅館の部屋におまんじゅうが用意されている理由

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温泉地の旅館に行くと、部屋のテーブルには温泉饅頭やおかしが置いてあることが当たり前のようになっています。

実はこれにはおもてなし以外にも宿泊する旅行客の健康を考慮した理由があるのです。

旅行客は遠路はるばる温泉地にやってきます。そのため旅館についたころにはそれなりにエネルギーを消費してしまっています。その状態で温泉につかると体温はもちろん上昇しますので、身体の代謝が進みます。つまりカロリーを消費するのです。このため血糖値は一般的には下がることになります。

旅館につくまでにそれなりの距離を旅してきて血糖値が低下しているお客さんがそのまま温泉に入ることになりますと、低血糖状態に陥り立ちくらみや貧血など体調を崩す可能性が出てきます。そのような事態を避けるために、温泉饅頭は塩気(ナトリウム)と甘さのあるものが用意されているのです。

そして温泉饅頭を食べるとのどが渇くので、お茶など水分を取りたくなると思います。宿舎について水分不足のまま温泉に入ると、汗がでてさらに水分不足に陥ります。そうなるとやはり体調を崩す原因となりますので、部屋のテーブルに温泉饅頭を用意しておくことでお茶でも召し上がってもらって、一息つきながら水分が摂取できるようにとささやかな工夫がされているわけです。

温泉旅館にとっても宿泊客が体調を崩すとせっかくの宿泊体験が台無しになってしまいますし、大きな手間にもなりますので経営的にもテーブルにお饅頭を用意するというのはちょっとのコストで大きな効果を生んでることにもなり、理にかなっているのですね。

温泉に限らず日常生活においても、湯船につかる前に自分は今低血糖状態かそうでないかを意識することは健康上のリスクを減らすことにつながります。

この他、温泉に行きますと、どうしてもビールなどのアルコールを摂取してほろ酔い気分で温泉につかりたいという欲求が高まりますが、ただでさえアルコールで心臓に負荷がかかっているのに、温泉につかって体温を上げてしまうと血流が増し、さらなる負担が心臓にいきますのでやはりよろしくはありません。

アルコールを摂取するとどうしてもトイレにいきたくなり、その分水分を体外に排出させてしまうため、その状態で温泉につかり汗をかきますとやはり水分不足に陥ります。

温泉につかると汗をかきますのでその分アルコールも抜けていきます。ですのでそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、それはあくまでも若い方に当てはまる話です。それなりにお年を召された方やもともと高血圧の症状をお持ちの方は、やはり飲酒後のお風呂は自分の体調と相談しながら入ってほしいものです。

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