かみ合わせの改善がもたらす認知症予防

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歯のかみあわせというのは意外と大事です。アスリートにおいてはその人の競技人生を左右するぐらい大事なものです。そして一般人にとってもかみあわせは大事です。かみあわせが悪いと頭痛や腰痛、イライラ、肩こり、知覚過敏、虫歯、消化器不全など多くの健康上のデメリットをもたらします。

それだけではなく、「華大さんの知りたい!サタデー」というBSフジの番組においてかみ合わせの具合が認知症の発症にも深く影響していることが紹介されていました。

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自分のかみ合わせがどのような状態かを正確に判断するには、デンタルクリニックにいって専門の機械で測定してもらう必要がありますが、自分でもある程度判断することができます。たとえば口の開閉がスムーズにできないとか、寝ているときに歯ぎしりをしてしまう、そしてご飯を食べるとき常に片方の側でかんでしまうなどです。このような癖や症状をお持ちの方はかみ合わせの状態についてより深く調べてみられてもいいかもしれません。

そしてかみ合わせはいまや国民の4人に一人がかかる可能性があるといわれている認知症の発症にも影響してくるのです。というのは正しいかみ合わせをしているとよくかむので脳への血流が増し、これが脳の神経細胞の発達を促すからです。

65才を過ぎても20歯以上歯が残っている人は、歯がそれ以下しか残っていない人と比較して認知症の発症率が半分以下だというデータもあります。もちろん歯が残っているという人は健康的な生活習慣を実践してきた人だという可能性が高いので、必ずしもそれだけが理由ということにはなりませんが、歯の残存数が認知症になりやすいかどうかのひとつのバロメーターになりえると思います。

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また歯があまり残っていない人の転倒リスクは、よく残っている人のよりも2.5倍以上に跳ね上がるといいます。これは歯が残っていないとかみ合わせがうまくできずに、かみ合わせが持つからだのバランスを保つ機能が失われてしまうからです。

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かみ合わせが悪かったり、下肢の筋力の低下や身体のバランスの悪さなどによってウオーキングの際転倒しやすいという方は、ガムをかみながらのウオーキング、通称“かむかむウオーキング”をお勧めします。これは身体のバランスを崩したときに口の中でガムをかみ締めることによって身体の復元力が働き、こけにくくなるからです。

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そういうわけで、脳を活性化させるためにはよく咀嚼するということが大事だということがわかったと思います。戦前は硬い食べ物ばかり食べていたため自然とかむ回数も多かったのですが、戦後は食事が欧米化、もしくはファーストフード化していたっため食べ物もやわらかくなり、そのためかむ回数も減少していきました。実際戦前は1回の食事でかむ回数は平均で1420回、戦後はそれが620回と半分以下にまで減っています。ですので意識的にかむ回数を増やしていく必要があります。

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日頃あまり意識しないかみ合わせですが、ここで紹介したとおり、かなり広範囲に日常生活や健康について影響を及ぼします。虫歯治療などで歯医者さんに通う機会がありましたら、歯のかみあわせについても相談してもいいかもしれません。

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