マダニのウイルスに注意

mushi_dani

マダニが媒介するウィルスが問題になっています。

暖冬の影響でマダニの生息地が、九州中国四国の西日本地域から近畿地方まで伸びてきているのは確かなようです。

マダニといってもいろいろ種類がいるのですが、このウィルスを媒介するのはタカサゴキララマダニとフタトゲチマダニという種類のマダニです。マダニはイエダニとちがって大きく、吸血性があります。生息区域はイエダニが家内なのに対してマダニは野外なので、登山やハイキングを楽しまれる方、農家の方以外はそれほど気にすることはありません。

このマダニが媒介するウイルスが大きなリスクを日本列島にもたらしています。このウイルスは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスと呼ばれるもので、通称SFTSウイルスと呼びます。

このウイルスは名前の通り血液中の血小板や白血球を減少させます。ウイルスによってもたらされる症状自体は嘔吐、発熱、倦怠感などほかの感染症と似たようなものですが、治療薬やワクチンがないために症状が重くなると命にかかわることがあります。

今までのところ53人中21人の方が亡くなっているようです。

非常に高い致死率ですね。ただしこの数字はあくまでもSFTSだと認定された数字であって、重篤な症状として医者に認知された件数なので、もっと軽くて自然と治ってしまったSFTSも潜在的にかなりの人数にのぼると考えられますので、実際の値はこれよりもかなり下であると思われます。

ですので必要以上に恐れることはありません。空気/飛沫感染もしないので、患者さんの傍によっても大丈夫です。

ただし野山から帰ったら衣服などにマダニがついている可能性がありますので、家に帰ったら即座にその日の衣服のみを洗濯機にいれて、そのあとは天日干しにして乾かしてください。

またマダニに刺されて、そのあと先ほど述べたような症状が出た場合はお医者さんに診てもらい、マダニに刺されたことを伝えましょう。

This entry was posted in その他. Bookmark the permalink.