加工肉を食べ続けると発がん性が上がる!?

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WHOの下部組織である国際がん研究組織(IARC)が少し前に、ハムやソーセージなどのいわゆる加工肉を食べている人の発がん率は、食べていない人よりも18%ほど増加するという研究結果を発表したということがありました。

大体このような研究は、ある特定の食品を集中的に摂取してはじめて発がん性の上昇が認められることが多いのですが、今回の研究は一日50gの加工肉を摂取しただけで、それだけ発がん率が高まると指摘しているところが新しいのです。

50gというとベーコン2枚分程度といいますから、おそらく普通の成人男性ならそれ以上のお肉を食べていることになるのではないでしょうか。

ですのでこの研究結果は一部では深刻にとらえられているようです。

このニュースが流れて、加工肉の販売量が2割減ったという話もあるようですし、畜産業者さんや加工肉業者さんからしたら深刻な風評被害を受けているといっていいかもしれません。

では実際のところ、この研究結果をどのように解釈したらいいのでしょうか。結論から言いますと、心配する必要なしということになります。

発がん率が18%上昇というと、せいぜい発症数が100人中6人から7人へと増えたことを意味するにすぎません。ハムやソーセージには動物性たんぱく質がつまってますので、身体をつくってくれるメリットをなくしてまで加工肉に神経質になるのはすこし滑稽に思えます。

そもそも欧米人と比較して日本人はそれほど加工肉を頻繁に食していません。食の欧米化が進んだといっても日本人の肉の摂取量は1日70g程度で、これは欧米人の半分から3分の1以下と言われています。

したがって専門家の間での評価は加工肉を毎日それなりに食べたとしても、「影響なしか、あってもたいしたものではない」というのが最大公約数です。

この種の研究はたびたび公表されますが、いつもいっていることですが大事なことは、どの食品が健康にいいのかと一喜一憂するのではなく、普段からバランスよく多くの食品を少量ずつ食べることです。

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